映画やアニメ、ゲームなどの制作で頻繁に利用される国内のモーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオをリストアップし紹介する本連載。スタジオごとに面積や設備、料金や実績などの基本スペックと、独自の技術やサービス、コンセプトなどのPRポイントをまとめた。モーションキャプチャ・バーチャルプロダクション・ボリュメトリックキャプチャスタジオを探す際にぜひ活用してほしい。

第4回は、スパイスを紹介する。

記事の目次

    運営

    スパイス

    〒107-0052 東京都港区赤坂2-14-5 Daiwa赤坂ビル3F
    03-5549-6157
    sales@spice-group.jp
    mocap.jp

    データグローブによる多人数のパフォーマンスキャプチャを実現

    東京・赤坂駅から徒歩2分の好立地にあるスタジオで、全身+指+表情を同時に収録するパフォーマンスキャプチャを提供します。しかも多人数での収録も可能で、十分なスペース、最先端の機材を備えており、リアルタイムに大型モニタでキャラクターを確認しながら収録を進めることができます。指はマーカーの欠落がないグローブタイプも使用可能。表情はワイヤレスの超軽量ヘッドマウントカメラを使用し、演者への負担を大幅に軽減します。CGアニメーション制作、VTuber、研究開発用途の人体・物体の計測など様々なシーンでご利用いただけます。また3Dフェイススキャンサービスの提供も開始しました。

    スタジオスペック
    ● 12m×8.5m×高さ2.5m ● 打合せスペース ● 更衣室2室 ● 大型モニタ3台 ● モーションキャプチャスーツ、反射マーカー、小道具(ギター・箱馬・運動マット・バット・ボール・ギターなど) ● 現場音の収録&同期再生可能 ● ビデオカメラで同時収録可能 ● 小道具等お持ち込み可能 ● 専属スタッフがオペレーション ● データ形式:fbx, bvh, csv, c3d

    <できること>

    (種別)→ 光学式
    (アクター手配)→ 可
    (フェイシャルキャプチャ)→ 有
    (フィンガーキャプチャ)→ 有
    (ライブ配信)→ 可 

    <スタジオSPEC>

    (使用ソフトウェア) → Motive/MotionBuilder/Unity/ Unreal Engine
    (使用カメラ)→ OptiTrack PrimeX41/PrimeX22等
    (使用システム )→ OptiTrack/ManusMetagloves/BUNSHIN HMCほか
    (カメラ台数)→ 40台程度(内容次第で調整可能)
    (広さ)→ 12m × 8.5m × 2.5m
    (最大収録人数)→ 制限なし、10人での実績あり

    <POINT1>超軽量HMCを使用し複数人同時収録に対応

    スパイス製「BUNSHIN HMC PRO」を使用しています。超軽量ヘッドマウントカメラで、高感度カラーセンサーにより眩しいLEDライトが不要、終日での撮影でもアクターへの負担を大幅軽減しています。有線や無線でのダンスモーションなどシーンに合わせて柔軟に対応。グローブと合わせて指の先から顔の細かな表情まで余すとこなく、4人同時キャプチャが可能です。

    <POINT2>マーカーの欠落がないグローブでの収録

    指のキャプチャはマーカーを使用することもできますが、グローブを使用することでマーカーの欠落を心配せずに、5本指の繊細な動きをキャプチャできます。物を持つ、握る、腕を組むなどオクルージョンを気にせずキャプチャでき、しかも複数人での同時キャプチャも可能。精度が良いだけでなく、後処理の時間も節約できます。


    <POINT3>3Dフェイススキャンサービスを提供。最短10 分出力、当日お持ち帰りも可能

    高精細な顔の3Dスキャンを行います。高精細なテクスチャと3Dメッシュデータを同時に短時間で取得が可能です。また、Mayaへの取り込みやMetaHumanへの流し込みの作業も承ります。さらに、弊社スタジオ以外の場所での撮影を行う出張サービスもご利用いただけます。