こんにちは、CGWORLD編集部です。CGWORLDの最新号、vol.304(2023年12月号)が本日11月10日(金)に発売となりました! 今月号の見どころや業界の気になるトピックを、CGWORLDアドバイザリーボードのメンバーが紹介します!
CGWORLD vol.304(2023年12月号)
特集:限界に挑む! 最新モバイルゲームグラフィックス
判型:A4ワイド
総ページ数:112
発売日:2023年11月10日
価格:1,540 円(税込)
CGクリエイターの後期キャリアへ着目
CGWORLD編集長・アニメーション&海外映像担当:若杉 遼
今月からしばらく、連載の方で大先輩方のクリエイターの皆さんのキャリアについてお伺いしていきます。目標や大きな達成をされた後、ワークライフバランスや歳を重ねるごとに見えてくるリアルな部分。“仕事”としてのCGとどう付き合っていくのかというのを新しい視点で、少しぶっちゃけトークも交えCGのキャリアのお話を深掘りしていきます。
10年ぶりとなるモバイルゲーム特集
ゲーム開発技術&海外ゲーム担当:榊原 寛
今号の特集はモバイルゲームのグラフィックスです。マシンスペックがハイエンド機ほど潤沢に使えない中で、しかし目の肥えたユーザーを満足させるために行う様々な開発の創意工夫が各タイトルで伺え、PS3世代の頃のような自由なアイデアが刺激と勉強になります。
また「モバイルTA座談会」記事では、あまり実態が知られることない(?)TAの日々の奮闘が語られ貴重です!
盛り上がりを見せるCG系コンテスト
CGアート全般&実写VFX担当:Khaki
最近は多種多様なCG系のコンテストがあり、それぞれに特色があって見ていて楽しいですね。自分に合ったコンテストを選べるので、参加者にとっても嬉しいと思います。余談ですが、業界での経験が10年以上のベテランだけが参加できるコンテストとかあっても面白そうです。参加者は少なそうですが 笑
最新のVRヘッドセット「Meta Quest 3」
ゲームエンジン(映像・VR)&VIZ担当:スタジオブロス&モデリングブロス
10月10日に発売となったMeta Quest 3をさっそく試してみました。驚いたのは、パススルー機能の自然さです。もちろん、現実そのものと比べると、解像度や色幅は落ちるのですが、自分の手の動き、地面までの距離、空間のスケール感などに、ほとんど違和感がありません。ゴーグルが素通しのガラスになったようで、一瞬、それがモニタ越しということを忘れてしまいました。これを使ってどんなことができるのかを考えています。
スタートアップへの積極的な投資
CGを活用した新領域&ビジネス担当:岸本浩一
CafeGroupではCG制作事業に留まらず、将来シナジーを産む可能性があるスタートアップへ積極的に投資を行なっており、その数は現在20社を超えています。一例として投資先のambr社は2021と2022年に続き、TOKYO GAME SHOW VR 2023の設計・制作・開発を担当するなど事業を拡大しています。「カフェのようにクリエイターが気軽に集まり化学反応を起こすプラットフォーム」として、ひき続き積極的な投資を続けていきます。
Ryzen Threadripper PRO 7995WX
レンダラ・ハードウェア担当:澤田友明
去年の今頃はCPU、GPUともに新製品ラッシュで、それぞれの個性がハッキリしていて迷うことはありませんでした。今年以降はリフレッシュ版、派生版が多く登場する予定で、PCハードウェアの選択は悩まされそうです。
NVIDIAもRTX 4000 Ada Lovelace世代のSuper版をリリースして、シリーズ全体のアップデートを行うとか。ただしすでにTi版が登場している4070は無印がSuper、TiがTi Superになるとか、実際にどのようなネーミングになるかリリースが楽しみです。
そんな中、明確な個性を打ち出しているのが先日リリースされたAMD Ryzen Threadripper PRO 7995WX。96コア192スレッドの圧倒的なパワーは、なんとRTX3060やPS5、Xbox Series X|Sなどの最新ゲーム機のGPU演算性能をCPUだけで凌駕しているようです。