ボーンデジタルの書籍から毎月オススメの1冊をご紹介します。今月は原理を学び基礎力を身につけられるエフェクト本です! 編集・著者視点からポイントをピックアップしました。
今月の一冊
エフェクト作画探究ノート
発売日:発売中
定価: 3,300円(本体3,000円+税10%)
総ページ数:248ページ
著者:工藤陽輔 原画協力:上村由佳
イラスト協力:坂齊諒一、保志佳子
著者からひと言!
グラフィックソフトや3DCGソフト、AIが発展する中、エフェクトの描き方を独学で学習している全ての方を応援すべく、あえてアナログでのエフェクト作画本を書きました。エフェクト初学者の方が躓かないように、たくさんのイラスト、専門用語の紹介、動画で確認しながら学べる作例など、優しく丁寧に解説しています。作画でエフェクトを動かすしくみをぜひ体感してください! 好評だったら第2弾も出ます!(たぶん)
POINT 01:エフェクトの原理を豊富なイラストで説明!
風って何? 燃焼のしくみって? どんなプロセスで描けばよいの? といった疑問に、たくさんのイラストを用いて説明しています。エフェクトの作例もただ原画を載せるのではなく、何に気をつけて描けばよいのか、温度や状況などによってどのようなちがいがあるのか、中割りする際はどの順番になるのか等も紹介しているので理解が深まります。パラパラ見ているだけでも楽しいですよ!
POINT 02:作画初心者にも優しい基礎解説!
使用する色鉛筆の色やタイムシートの見方など、アニメ作画初心者の人に優しい作画の基礎解説も入れました。さらに、昨今のデジタル化も考慮してタイムラインも載せています。作例は動画も用意したので、QRコードから見てすぐ動きを確認できます!
POINT 03:パラパラ漫画、載せてみました!
アニメーションといえば動き! ということでページの右下にパラパラ漫画を載せてみました。パラパラ観て息抜きしてください。ちょっとした遊び心も忘れずに、楽しんでエフェクト作画を始めてみましょう!
ボーンデジタル書籍 売れ筋ランキング
1位
『スクウェア・エニックスのAI』新刊
¥5,500
スクウェア・エニックス
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001176
2位
『スカルプターのための美術解剖学』
¥5,500
アルディス・ザリンス、サンディス・コンドラッツ
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000000188
3位
『スカルプターズ・ラボ01』新刊
¥2,640
スカルプターズ・ラボ編集部
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001177
- 4位
『TROYCA式アニメ撮影テクニック』新刊
¥3,960 TROYCA
- 5位
『Unreal Engine 5で極めるゲーム開発』
¥5,940 湊 和久
- 6位
『Vision』
¥4,400 ハンス・P・バッハー
- 7位
『スコット・ロバートソンのHOW TO DRAW』
¥4,400 スコット・ロバートソン
- 8位
『カラー&ライト』
¥4,180 ジェームス・ガーニー
- 9位
『Autodesk Maya トレーニングブック 第4版』
¥7,700 株式会社IMAGICA GEEQ
- 10位
『filmmaker's eye 第2版』急上昇
¥3,960 グスタボ・メルカード
今月のふり返り
7月刊行の『スクウェア・エニックスのAI』が刊行直後に重版となりましたが、その後も売れ続けています。同じく7月刊行の『TROYCA式アニメ撮影テクニック』も好評で、ロングセラー書籍が多いなか新定番となれるのか楽しみです。9月はHoudini書籍が3冊刊行され、それらがどこまで食い込めるのか次回のランキングも気になりますね。
CGWORLD 2024年11月号 vol.315
特集:デジタルハリウッドの30年
判型:A4ワイド
総ページ数:112
発売日:2024年10月10日
価格:1,540 円(税込)
TEXT_斉藤美絵(ボーンデジタル)
EDIT_藤井紀明 / Noriaki Fujii(CGWORLD)、山田桃子 / Momoko Yamada