今回は、特集で取り上げた空間CGというテーマに沿った1冊をご紹介します。 Cinema 4Dによるモーショングラフィックスを「2,000作品」以上公開している著者が、作品の中から「20作品」を厳選して、制作過程を詳しく解説した書籍です。
今月の一冊

Cinema 4D モーショングラフィックス
発売日:発売中
定価: 4,400円
(本体4,000円+税10%)
総ページ数:232ページ
著者:TatsuyaM
著者からひと言!
私は過去にいくつかの3DCGソフトに触れてきましたが、Cinema 4Dは操作性が非常に良く、モーショングラフィックスに特化した機能が充実しているため、かれこれ2,000作品以上のループアニメーションをつくり出すことができました。Cinema 4Dはイメージしたアイデアを構築しやすく、また機能の組み合わせによって想像以上の表現を生み出すこともあり、今や映像をつくる上で手放せないツールとなっています。
POINT 01 動きで魅せる! ループアニメーションを見てみよう!

本書で解説している「20作品」のアニメーションをまずは見てみましょう。書籍Webページの「ダウンロード」から、作例のMP4動画をダウンロード可能です。Cinema 4Dの様々な機能を使っていますが、どれもシンプルな構成となっているので、Cinema 4Dをこれから始める方でも書籍を参考にしながらアニメーションをつくれます!
POINT02 制作のステップを1つずつ追いながら、ていねいに解説。初学者向けのチュートリアル動画もあり!


作例は「キーフレームアニメーション」「デフォーマ」「MoGraph」「ダイナミクス」などCinema 4Dの機能ごとに分類されており、それぞれの制作過程をステップごとに詳しく解説しています。作例ファイルは完成版だけでなく、途中経過も収録されているので遡って学習を進めることが可能です。
また実践的なTIPSも多数盛り込みました。また、Cinema4Dの操作をイチから学びたいという方に、著者が制作した「Cinema 4Dチュートリアル動画」(約35分)も用意しています!
ボーンデジタル書籍 売れ筋ランキング
(集計期間:2025年8月1日~8月31日)

1位
『物語の世界をデザインする』新刊
¥5,500
マルコス・マテウ= メストレ
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001261

2位
『スカルプターズ・ラボ03』新刊
¥2,400
スカルプターズ・ラボ編集部
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001259

3位
『ゲーム開発におけるカットシーンの作り方』新刊
¥4,000
昇 大祐
shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001260
- 4位
『世界観が伝わる画作りの基礎』
¥3,850 ラルフ小林、富安 健一郎
- 5位
『スカルプターのための美術解剖学』
¥5,500 アルディス・ザリンス、サンディス・コンドラッツ
- 6位
『Vision ストーリーを伝える:色、光、構図』
¥4,400 ハンス・P・バッハー
- 7位
『CG年鑑 2025』新刊
¥3,000 CGWORLD編集部
- 8位
『filmmaker’s eye 第2版』
¥3,960 グスタボ・メルカード
- 9位
『Autodesk Mayaキャラクターモデリング 造形力矯正バイブル 第2版』急上昇
¥4,000 田島 キヨミ
- 10位
『レベルデザインの教科書』
¥7,700 クリストファー・トッテン
今月のふり返り
今年も無事『CG年鑑 2025』を刊行することができました。映画・テレビ・CM・アニメ・ゲームなど、様々なジャンルで活躍する日本のCGプロダクション366社を掲載した日本で唯一の書籍となりますので、ぜひ一度ご覧ください。そのほか、ありそうでなかったカットシーンに特化した書籍など、新刊が上位を占めた月となりましたね。

CGWORLD 2025年11月号 vol.327
特集:空間CG
判型:A4ワイド
総ページ数:112
発売日:2025年10月10日
価格:1,540 円(税込)
TEXT_佐藤英一(ボーンデジタル)
編集_藤井紀明/Noriaki Fujii(CGWORLD)