今回は「ゲーム制作」をテーマに、選りすぐりの8冊と今冬刊行予定の2冊をご紹介します。
なかでも、CEDEC2026でも大好評だった『レベルデザインをはじめよう』と『ゲーム背景のための植生環境のつくり方』は要チェックです!

記事の目次

    今月の一冊①

    『レベルデザインをはじめよう』

    発売日:発売中
    定価: 4,950円(本体4,500円+税10%)総ページ数:208ページ
    著者:マイケル・サルモンド(Michael Salmond)
    監訳・監修者:本山 博文

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    建築学、心理学、ユーザー体験などの難解になりがちな理論を「レベルデザインの10原則」としてまとめた、どこよりもわかりやすいガイドブックです。既存の書籍よりも手前の「ゲームの面白さの要素」を言語化しています。

    POINT AAAタイトルの秘密を知れば、今日からゲームが見違えます!

    『ゼルダの伝説 BotW』『スーパーマリオ』『BIOHAZARD 7』『DARK SOULS Ⅲ』『The Last of Us』『グランド・セフト・オートV』『Detroit: Become Human』『フォートナイト』『ウィッチャー3』など、世界的大ヒットを記録した名作ゲームを紐解き、インディーからAAAまで、業界の専門家たちがどのように技術を習得、実践しているのかについて取り上げます。

    今月の一冊②

    『ゲーム背景のための植生環境のつくり方』

    発売日:発売中
    定価: 5,280円(本体4,800円+税10%)総ページ数:216ページ
    著者:チコ・スパンズ

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    リファレンスの読み解きから下草・樹木の制作、風の挙動、シーンへの統合まで、UE5+Blender+SpeedTreeの実制作を通して背景の「自然さ」を分解します。

    POINT アセットを配置するだけの背景から卒業しよう!

    ゲーム背景の植生を「アセット配置」から「設計」へ引き上げる、中級以上の背景・環境アーティスト向けの一冊です。リファレンスの計画と収集、下草の制作、UE5のセットアップ、フォトグラメトリー、 SpeedTreeによる樹木のプロシージャル生成、風マテリアル、シーンの組み立てという全8章構成で、 Blenderほか周辺ツールを含む実務ワークフローがそのまま追えます。

    ゲーム関連おすすめ書籍

    『プレイヤーをファンに変えるゲームコミュニティ運営の教科書』
    『Among Us』開発者による、日本初のゲームコミュニティ運営特化書。 GDC で話題の知見を結集し、理論から開発・発売後の各フェーズに応じた実践手法、Discord 活用法までを網羅しています。個人制作から大規模プロジェクトまで、持続可能なコミュニティを設計・構築するための具体策を解説した一冊です。

    shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001310

    『ゲーム開発における カットシーンの作り方』

    カットシーンはどう作られるのか。本書は絵コンテからプリビズ、アニマティクス FIX へと至る制作フローを、大手ゲーム会社で四半世紀以上カットシーンを手がけてきた著者が実践的に解説します。段取りも、判断の理由も、現場の言葉で。初めて任された人にも、次の一手を探すプロにも応える一冊。

    shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001260

    『レベルデザインの教科書』

    ゲームデザイナー濱村 崇氏推薦! プレイヤーの感情をコントロールする「空間設計」の原理を建築学から紐解きます。視線誘導など現実の建築知見を応用し、“なんとなく” の設計から脱却。名作ゲームの分析やプロの寄稿、演習も収録しています。ツールが変わっても通用する普遍的な空間設計の技術が身につく一冊です。

    shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001240

    『スクウェア・エニックスのAI』

    スクウェア・エニックスの AI 技術を、開発現場の当事者たちが自ら解説した一冊です。経路探索やプランニングなどゲーム AI の基礎から、キャラクターインタラクション、メタ AI、ディープラーニング、QA の自動化までを網羅。開発メンバーによる座談会も収録。入門から実務までを支える技術書です。

    shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001176

    『背景アーティスト 導きの書』

    広大なマップを、限られた工数と人数で仕上げる。本書はゲーム背景制作を、パイプラインの設計からモデリング、地形と植生、レイアウト、プロシージャル、グラフィックス最適化まで一貫して解説します。国内外のタイトルを手がけてきた 7 名が語るのは、個人の技量ではなく、制作環境そのものを効率化する設計思想です。

    shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001097

    『Unreal Engine 5で極めるゲーム開発』

    UE 未経験者に向けたハンズオン入門書。座学とサンプル制作を通し、現代的なゲーム開発プロセスや数学・物理の基礎知識、UE5 の機能まで擬似体験することができます。YouTube 動画解説や理解度チェック問題も充実しており、ジュニア層の社内研修、学習後のリファレンスにも最適な一冊です。

    shop.cgworld.jp/shopdetail/000000001094

    『ゲーマーズ・ブレイン 2.0: ゲーム性を伝えるUXの心理学的アプローチ』

    なぜ、あのゲームは世界中で愛され続けるのか? 「遊びにくさ」をゼロにして「面白さ」を最大化する鍵は、プレイヤーの「脳」にあります。『フォートナイト』の元 UX ディレクターが明かす、デザインの秘密。ゲーム心理学の名著が AI・VR/AR・ダークパターンに対応して完全アップデート!

    www.borndigital.co.jp/book/9784862466761

    『ゲームエンジンアーキテクチャ 第4版』

    ブラックボックスを開けた人から、強くなっていく。本書は Naughty Dogのリードプログラマーである著者が、 AAA 開発の現場で使われる技術を体系立てて解説する定番書の第 4 版です。3D レンダリングとフォトリアルなライティングを扱う二章を新たに書き下ろし、モーションマッチングや C++23への対応も反映しました。

    CGWORLD 2026年11月号 vol.339

    特集:ゲームグラフィックス 2026
    判型:A4ワイド
    総ページ数:144
    発売日:2026年10月9日
    価格:1,540 円(税込)

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    TEXT_加藤 諒&山田 優花(ボーンデジタル)