ARスタートアップのOnePlanetにXRエンジニアとして所属し、様々なAR開発を手がけるIVANがARの最新ニュースをお届けする本連載。毎月、3DCGアーティストやエンジニアが押さえておくべき、最新のAR作品を紹介していきます。

それでは今月の注目ARコンテンツを紹介していきましょう!

記事の目次

    Ivan Stephanus

    XR Engineer 

    大学在学中から、複数スタートアップの立ち上げに参画。多数サービスの立ち上げに携わり、フルスタックエンジニアとして経験を積む。2018年「THE Global Mobile Games Conference」ブロックチェーンゲーム部門で世界2位受賞。2019年、株式会社OnePlanetに参画。常に国内外の最先端のARテクノロジーに触れながら、これまでになかった新しい顧客体験の創造に挑んでいる。Twitterでは最新のARニュースを毎日発信。

    https://twitter.com/van_eng622

    OnePlanet

    AR技術とクリエイティブに特化したARテックカンパニーです。ARは「目の前の現実世界に3DCG等のバーチャルな情報や体験を表示する」というSF映画のような技術です。今後大きな発展が見込まれている一方、今はまだ黎明期ゆえに取り扱いの難しさもあります。私たちはこのワクワクする未来の技術をより身近なものにすべく、様々なAR関連ソリューションを提供しています。 

    https://1planet.co.jp/

    ハチ公の誕生100周年を記念したARレンズ

    体験リンク:https://lens.snapchat.com/c13a55e72579430c82ea736a9a1ba4f8?sender_web_id=3d6d3125-ce3f-4b70-a23c-a1d44147049c

    「ハチ公の日」および「ハチ公生誕100周年」に合わせて、「未来のハチ公」を体験できるAR。Snap社の提供するLensStudio(※)で開発され、ハチ公にスマホをかざして楽しむことができます。

    ※Lens Studioとは、Snapchat社が提供しているAR開発プラットフォームで、Snapchaアプリ内で体験できるARを開発することができます。

    https://ar-marketing.jp/snapchat-lens-studio/

    Armageddonレンズ by Govak Reality

    体験リンク:https://lens.snapchat.com/0fb8f79a8baa4ac29fb1e7693ebee1c3

    恐竜の絶滅の歴史を追体験できるARです。教育分野でのARの活用事例として定番になりそうなアイデアですね。

    AR compass lens by Insomniac Events × Snapchat

    音楽フェスティバルの参加者向けに作成されたAR。フェス内のステージやお店などにARで案内してくれる機能や会場で友達がどこにいるのかARで教えてくれる機能などが提供されています。

    札幌駅が水族館に

    札幌駅が水族館に変身するARです。とても幻想的な演出で素敵な作品です。

    モンスターハンターNowがクローズドβテスト受付開始!

    Monster Hunter Now』はカプコンからライセンスを受けたNianticが配信元となり、カプコンの強力なサポートのもと、2023年9月に全世界でサービス開始を予定しているARゲームです。ポケモンGOに続くARゲームのヒット作として期待が高まります。

    お知らせ

    今月もワクワクするような事例がたくさんありましたね。Twitterでは最新のARニュースを毎日発信していますので、是非覗いてください。

    以下では、直近弊社が手がけたプロジェクトもご紹介いたします!あわせてご覧ください。

    「Snapchat」ハチ公誕生100周年を記念したARレンズ

    「ハチ公の日」および「ハチ公生誕100周年」に合わせて、「未来のハチ公」を体験できるARをSnap社の提供するLensStudioで開発しました。3DCGとARの技術でSF映画のような未来的なコンテンツを作ることができることを伝えるべく、LensStudio および SnapChatを活用した最新のARとしてOnePlanetで開発を担当、「ハチ公の日」である4月8日にARをリリースしました。

    Planetar

    素材をアップロードするだけで誰でもカンタンに高品質のARがつくれるノーコードAR作成ツール「プラネター」のサービスサイトをオープンしました。

    TEXT_Ivan Stephanus(@van_eng622