デル・テクノロジーズ主催「HARAJUKU FASHIONSNAP 2100」コンテスト結果発表!優秀賞&審査員講評コメント一挙公開
デル・テクノロジーズ株式会社主催、CGWORLD企画・運営のCGファッションコンテスト「HARAJUKU FASHIONSNAP 2100」が開催された。
「未来を、着飾ろう。」をテーマとした本コンテストは、2100年の原宿ファッションをCGで創作するコンテストだ。配布するゲームエンジン用の背景シーンとパノラマ背景を用いながら、応募者自身が制作したオリジナルの服飾データ(衣装)でアバターをスタイリングし、未来の原宿のストリートスナップを撮影する。
CGWORLDとして初のCGファッションコンテストだったにも関わらず、プロアマ問わず独創性あふれる作品が集まった。審査員にはファッション分野、CG分野のエキスパートが参加。「3DCG作品としての技術点」と「ファッションとしての魅力」の2軸で評価した。応募作品総数はフォトリアル部門が10作品、アバター部門が6作品。各部門の優秀作品を審査員の講評コメントとともに紹介しよう。
※審査員コメントは全て原文ママ
コンテスト概要
▼主催者
デル・テクノロジーズ株式会社
▼コンテスト概要
●応募概要
配布するゲームエンジン用の背景シーンとパノラマ背景を用いながら、応募者自身が制作したオリジナルの服飾データ(衣装)でアバターをスタイリングし、未来の原宿のストリートスナップを撮影していただきます。応募方法は静止画を特設サイトより投稿。
●参加対象
CG・ファッションを愛好するプロ、アマチュア、学生
●応募部門
フォトリアル部門/アバター部門
●審査基準
・01 世界観を踏まえたファッションが提案できているかどうか
・02 3DCG技術を駆使した作品であるかどうか
●審査方法
CG・ファッション業界のスペシャリスト達による厳正な審査を行います。
●注意点
・フォトリアル部門の応募の際、レンダラーは必ずUnreal Engineを用いることが条件です
・応募者自身のオリジナル作品に限ります。模写作品はNGとします
・過去入賞作品、他のコンテストに応募中の作品は応募できません
・応募作品は、応募者が権利を有しており商用化されていないことが条件です
・画像解像度:左右、上下それぞれ3000pix以上を推奨
・ファイル形式はjpg。RGBデータにてご応募してください
・応募は1人1部門1作品まで。1枚もののデジタルデータに限ります
コンテスト配布データ(素体・シーン)
フォトリアル部門 審査結果
第1位『SPACE TRAVELER』(獲得点数:57点)
大塚裕磨さん
私が所属しているAMNIはファッションデザイナーのFukaと、VFX/DirectorのUmaの2名で構成されたブランドです。異なる視点から一つのテーマを見つめ、ファッションにとどまらず映像や音楽、空間美術、インテリアなど様々な表現に挑戦しています。コレクションは、“惑星AMNIで生きる生命のストーリー”をデビューコレクションから続編として発表しており、世界観の表現とリアリティの共存を大切にしています。
●作品解説
【コンセプト】
2100年の地球では、一般人が宇宙旅行を選択肢として選べる時代。 世界中の旅行会社がこぞって宇宙ツアーを打ち出し、空前の宇宙ブームだ。宇宙服はオリジナルカスタマイズができるようになり、 専門ショップにはシューズカバーやグローブ、記念ワッペンが豊富に並んでいる。日本の原宿では、 その目新しいフォルムや企業ロゴが大胆に主張したポップなデザインに若者が面白がってファッションに取り入れ始めたのである。オマージュ品もあっという間に広がり、新たなファッションアイテムとして確立されつつあるのであった。
【ポイント】
宇宙服特有の膨らんだフォルムや複雑なディテールを、フードやグローブなどの小物に落とし込んでいます。また、コンセプトに沿って未来の旅行会社の”宇宙ツアー記念ロゴ”を作成。原宿のストリートファッションに新たに混ざり合うカルチャーを表現するため、オリジナルテキスタイルを使用したドレスやスニーカーとスタイリングしています。
●使用ツール
Illustrator、Photoshop、CLO、Unreal Engine、Flame
●最優秀賞「Dell Precision 5470」をプレゼント!
4辺InfinityEdgeディスプレイ、最大で第12世代インテル® Core™ i9、NVIDIAのプロフェッショナル向けグラフィックスを搭載した14インチ モバイル ワークステーション。
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●審査員コメント 抜粋
▼ ixima(イラストレーター、デザイナー)
きちんとデザインされていて、コンセプトとデザインもわかりやすくキャッチ―。いち服好きとしてアイテム単位で取り入れたいなと想像が膨らむ作品。ただ、2022年のファッションショーで「宇宙飛行士」をテーマにしたコレクションを…という内容でこの作品が出てきても違和感がなく、すこし現実的すぎるかなと欲が出ます。多少嘘っぽさが出てしまっても、どこか一つ2100年じゃないと実装できなさそうな素材や形状があってもよかったと思いました。
▼ 仲田朝彦(株式会社三越伊勢丹 営業本部 オンラインストアグループ デジタル事業運営部 レヴワールズ)
■宇宙服ファッションのバックグラウンドが良い
個人的に宇宙好きなので非常に刺さりました。2100年は一般人が気軽に宇宙旅行が出来る宇宙ブームというストーリー設定も秀逸で、さらにその中で皆がファッションを楽しんでいる世界という、本当にそうなって欲しいなと夢が膨らむ作品でした。またデザイン性も高く、宇宙要素も感じながらも、生地感やパターンにもこだわりを感じます。未来の宇宙旅行会社のロゴも作成されたとのことですが、本当にありそうなリアリティもあって全作品の中で一番長い時間見てしまった作品です。
▼ 桐島ローランド(株式会社CyberHumanProductions/取締役)
(HATRAに通じるものがありますね)コンセプトが明確。フューチャーレトロの取り入れ方やデザインのきれいさ、素材感などのディティールも良い。アバターのレベルも高いです。
▼ 今泉隼介(株式会社モデリングブロス/代表取締役・モデラー)
未来のファッションを感じさせる仕掛けとして、まるでダウンジャケットの様な「生地としての新しさ」に加え、宇宙旅行ブームから来るデザインの様な、背景にある「文化としての新しさ」の二つが重なっている所が素晴らしいと思います。色使いも限定的でとてもすっきりとして見えました。ゆったりした作りのグローブや、引きずってしまいそうなスカートの裾など普段着には少しツラそうなディテールも今とは生活習慣の違う彼らならありなのかも!と思わされました。
▼ 秋元純一(株式会社トランジスタ・スタジオ/CGディレクター・取締役副社長)
デザインコンセプトは今回のコンテスト内でもトップクラスに斬新かつ丁寧に考えられており、非常に好印象を持った。何を表現したいかがはっきりと明確で、見ている側も安心感がある。クロスシミュレーションのディテールを上手く使ってはいるが、所々薄っぺらい印象が感じられる。ただ、それを巻き返すだけのデザイン力があったのだと思う。また、シンプルな質感や配色ではあるが、その中でも模様などを匠に使って、寂しくないデザインになっていると思う。現代のショーケースでもたまに見かける奇抜さではあるが、近未来ではこれもまた奇抜ではなく、街に溶け込んでいるかもしれないと思わせてくれる作品に仕上がっていると思う。惜しむらくは、構図に対してポージングがシンプルで遊びがなく、デザインも相まって少々無機質に感じてしまうので、その辺りにもっと気持ちが入ると、より良い作品に仕上がったと思う。
▼ 豊浦慶祐(株式会社回/代表取締役・vaultroom owner)
面白いですね!パリコレには数年で出てきそうな気もします。笑 CG的にもいい感じのクオリティだと思いました!!
▼ 岸本浩一(株式会社Aww/Co-founder・取締役)
宇宙へ行くファッションという視点が、現代では想像できないことなので、とても面白いコンセプトだなと思いました。宇宙コーデとして、宇宙に行った時にどんな変化があるのかなどとても楽しみな作品だと思いました!
▼ 尾形美幸(CGWORLD編集部)
宇宙というユニークなコンセプトと、ウェアやシューズの丁寧な造形が印象的です。宇宙空間を連想させる青色の生地の柄やドレープが主役として上手く機能している一方で、地面の上に裾が広がっているところは、ストリートスナップとしては違和感があります。ルームシューズのような靴底も相まって、ストリートではない方が、このファッションは映えるのではないかと感じました。ポージングも工夫していただけると、さらにファッションが映えると思います。
第2位『SCRAP』(獲得点数:31点)
中村なつ希さん
デジタルファッションブランド「NauGhtEd」(ノーテッド)のデザイナーとして、2021年6月から活動を行っています。これまで、陶器や魚などをイメージしたコレクションを発表してきました。 今後の活動では、私自身が好きな古着とデジタルファッションを掛け合わせて、私にしかできない表現を追求していきたいと思います。
https://www.naughted.com/
●作品解説
2100年までに体温調節や健康管理のできるスーツが開発され、日本はそのスーツを標準服として認定し、全ての人がスーツ1枚で日々を送るようになっている。しかし、古着を愛し、服で個性を表現してきた原宿の人々は、様々な場所からハギレになった服をかき集め、リメイクしてファッションを楽しんでいる。
●使用ツール
Unreal Engine 5、Marvelous Designer、Substance Painter、Blender、procreate
●審査員コメント 抜粋
▼ 仲田朝彦(株式会社三越伊勢丹 営業本部 オンラインストアグループ デジタル事業運営部 レヴワールズ)
■バックグラウンドの設定が秀逸
2100年に便利なスマートスーツが出て気楽なライフスタイルが出来る一方、ファッションに向き合う人が原宿に集まっているというストーリーがとても面白いと思いますし、ある意味それは未来でなくとも今既にそういった方向性に進んでいるかもしれませんね。とても考えさせられました。また、未来において生地の端切れなどに希少価値が生まれ、それをアレンジする人たちが原宿に集まることも、納得感のある設定だと思います。そういったバックグラウンドがこのファッションの価値を大きく高めていると思い、ファッションの醍醐味が表現された作品だと思います。
▼ 桐島ローランド(株式会社CyberHumanProductions/取締役)
服のレイヤーや作りこみもCGならではの面白さがありますし、クオリティも高い。2100年の原宿というコンセプトが見た瞬間に解るとさらに良いですね
▼ 今泉隼介(株式会社モデリングブロス/代表取締役・モデラー)
西暦2100年というワードに過度に囚われず、その世界でも古着をリメイクする文化は廃れていないというコンセプトがとても興味深く、またその表現を腰元の生地のスレでダメージジーンズのようにキッチリ表現されている所が素晴らしいと思いました。フィッシングネット風のスカートもウエスト部の生地とネット部分をファイアーパターンで合わせている所に、リメイクを行った(この世界の中の)デザイナーのパーソナリティを感じました。一方で、白いインナーのデザインや、腕に織り込まれたディスプレイの存在が、未来の世界を感じさせていて、とても良くまとめられている作品だと思いました。
▼ 秋元純一(株式会社トランジスタ・スタジオ/CGディレクター・取締役副社長)
デザイン力は抜群で、現代でも通用する、現実的なレベルまで落とし込んでいると思う。ただそれでいて、しっかりと自分にコンセプトを持っていて、それを作品レベルへ昇華させていると感じた。配色やシルエットもキャラクターにマッチしてて、違和感がなく、見ていてリアリティを感じる。
▼ 岸本浩一(株式会社Aww/Co-founder、取締役)
いろんな服のハギレを用いることで、機能的な側面が解決された世界での、自己表現としてのファッションが表現されていて素晴らしいと思いました。この姿で真夏でも真冬でも生きている世界を想像すると、ほかの人のファッションもとても気になります。
▼ 尾形美幸(CGWORLD編集部)
古着リメイクのファッションに対する愛情が伝わってきます。ほぼ全身が色と柄で埋め尽くされていますが、各所にあしらった黒が引き締め役になっているからか、不思議なまとまり感がありますね。ヘアやメイクも含めてスタイリングされている点も好印象です。地面や壁にもうひとこえのストーリー(汚しや小物など)があると、実在感が増すと思います。
第3位『藍染100年』(獲得点数:20点)
齋木有希子さん
服のパターンが引けること、リアルの衣服が縫えることはCLOを用いた衣服のCGづくりに活きています。今後の目標としては、UE5を今回初めて使用したことで、個人の単位で大規模なファッションショーや展示を行うことに興味が湧きました。
●作品解説
コンセプトは100年続く衣服です。今から80年後、地球環境に考慮した新素材が開発されたり、ウエアラブルデザインやAI活用された衣服が浸透するのと同時に、過去の技術を残す取り組みは残していくべきだと考えました。藍染をはじめとする草木染、廃棄物での染色など幾度も染め直しをおこなって続いていく衣服が存在していてほしいという思いでテクスチャを家庭で染めたようなにじみのある見た目にしました。
●使用ツール
衣装:CLO、キャラクターモデル:Character Creator、テクスチャ:Substance Painter、Substance Sampler、レンダリング:Unreal Engine5
●審査員コメント 抜粋
▼ ixima(イラストレーター、デザイナー)
コンセプトと絵作りの雰囲気が良いとおもいました。しかし説明なしでは普通のデニムワンピースを着ている女性にしか見えません。例えば「2100年においてメジャーな未来的な素材」と藍染を隣接させることで、現在ではなじみのある生地が古典的で懐古的に見えるようにする…など。コンセプトの説明を補強する要素をデザインに組み込めると、このコンセプトでしか生まれないデザインに昇華していけるのではないでしょうか。
▼ 仲田朝彦(株式会社三越伊勢丹 営業本部 オンラインストアグループ デジタル事業運営部 レヴワールズ)
■未来ファッション×藍染のギャップ
この発想にぐっときました。未来に継承したい伝統的な技術への想いをとても感じる作品です。未来的なグラデーションカラーのハイヒールや、青い髪型でありながら「藍染って合うなぁ。。」と感じて非常に格好よく見えました。藍染が未来のファッションにマッチする意外性に気付く刺激的な作品でした。
▼ 秋元純一(株式会社トランジスタ・スタジオ/CGディレクター・取締役副社長)
衣装デザインという所に注視すると、今回の中でも高い評価は得られると感じたが、構図的には少しモデルから遠く客観的に感じてしまい、あまり感情移入がしにくい作品になってしまっていると思う。技術的にもCLOを上手く取り入れられており、リアリティがある作品に仕上がっていると感じた。ただ、構図や配色による視覚的なインパクトに欠け、見せたい衣装にフォーカスしにくいのが残念だ。個人的に一枚の作品としての評価判断が難しい作品ではあるが、今回のコンセプトである近未来感も少々弱く感じてしまったので、次回以降に期待したい。
▼ 豊浦慶祐(株式会社回/代表取締役・vaultroom owner)
素晴らしいですね!個人的にも過去の技術は残していって欲しいと思いました。以外とこのくらいの変化しかないんじゃないかなという気もするし、そうあってほしいとも思います!
第4位『未来の和洋折衷』(獲得点数:18点)
酒井愛美さん
リアルなお洋服をCGで作れるようになりたかったので、アパレルの学校でパターンやCGメイキングを学びました。いつかそんなお仕事ができるように修行中です。
●作品解説
デジタル化と和洋折衷をコラボさせました。原宿は個が生きるので派手に行きました。
●使用ツール
CLO、Marvelous Designer、Blender、Maya、Zbrush、Substance Painter
●審査員コメント 抜粋
▼ 山口壮大(ファッションディレクター)
分かりやす過ぎるほど正面を切って勝負している姿勢が一周してポジティブに思いました。原宿ファッションのリアルよりもイメージを大切にしている特性が、チープに映る素材感等に現れていて、(勝手にかもしれませんが)分かりやすいと受け取ってしまいました。和/サイバー/トレンド(Y2K)のポイントを掴み、丁寧にミックス出来ていることからデザインのバランス感は備わっていると感じましたので、今後はテクスチャーにより一層執着出来ると、高いクオリティで独自の世界観を描ける稀有なプレイヤーに飛躍出来るのではと思いました。
▼ 仲田朝彦(株式会社三越伊勢丹 営業本部 オンラインストアグループ デジタル事業運営部 レヴワールズ)
■サイバーパンク×和装
未来ファッションにおいて逆説的に和装の着想が良いと思いますが、個人的には細かなアクセサリのディテールや和柄デザインとサイバーパンクテイストの「デザインの融合具合が絶妙」だと感じました。メイクやポーズにもこだわっていて、服単体ではなくトータルでデザインが出来ている作品だと思います。
▼ 桐島ローランド(株式会社CyberHumanProductions/取締役)
まとまりは良いし完成度も高いと思うのですがもっと未来感があっていいかな?と思いますよ。
▼ 秋元純一(株式会社トランジスタ・スタジオ/CGディレクター・取締役副社長)
衣装デザインは奇抜だが現実感もあり、納得がいく仕上がりになっていると思う。カラーリングは抜けて評価出来るものではないが、トータルバランスとしては、2人を対象的に表現する上では効果的だと感じた。和装を取り入れた未来感というのは、実は個人的には安直にも感じてしまうのだが、質感の選択やカラーリングでそれを上手く回避していると感じた。ポージングや構図、フィニッシュもリアリティを感じられるもので、スナップショットとしての完成度は高いと思う。
▼ 尾形美幸(CGWORLD編集部)
原宿らしいカワイイを全身に詰め込んだスタイリングが素敵です。ウェアと同じくらい、ヘアとメイクにもこだわっている点が好印象です。デザインは奇抜ですが、ちゃんと着られる服をつくろうという意識が根底にある点も良いですね。レンズが広角気味だからか、画の歪みが気になります。
第5位『Harajyuku_2Monkeys』(獲得点数:16点)
城戸祐一さん
仕事では建築VIZとBIM関連のR&Dが中心で下記サイトの動画作成と、動画内の技術の開発・実装を行っています。
https://bim-fm.starts.co.jp/
普段は背景と呼ばれる領域がメインですが、今回のようにキャラクターや衣装まで作りこんで、世界観を表現できるようになると良いなあと思います。
●作品解説
2100年の干支が庚申なので、巷では猿モチーフのデザインが流行しているというのがコンセプトです。身体拡張装置としての尾やグラス等のデバイスと、迷彩柄やルーズソックス等の平成レトロを組み合わせ、好きなものを全部足し算したようなごちゃ混ぜ感にこだわりました。
●使用ツール
Marvelous Designer、CharacterCreator3、Substance Painter、3dsMax、Unreal Engine、Photoshop
●審査員コメント 抜粋
▼ 仲田朝彦(株式会社三越伊勢丹 営業本部 オンラインストアグループ デジタル事業運営部 レヴワールズ)
■2100年は庚申
そこから着想を得ているがとてもユニークだと感じました。2100年の干支を考えたことはありませんでしたが、こういった時節やオケージョンを取り入れることがファッションの醍醐味の一つだと思います。生地のテキスタイルや身体拡張装置としての尻尾などデザインにもこだわりを感じる作品です。
▼ 桐島ローランド(株式会社CyberHumanProductions/取締役)
フォトリアルという表現の中で、キャラクターが若干ゲームルックなのが勿体ない。尾のデバイス?という発想はインパクトがあり面白い。
▼ 秋元純一(株式会社トランジスタ・スタジオ/CGディレクター・取締役副社長)
作品全体がバランス良く仕上がっていると感じた。ポージングで世界観が上手くまとまっていて、キャラクターの個性も引き立っていると思う。デザインもトータルでよく考えられており、2人の対比も上手く構成されており、ストーリーが伝わってくる。技術的な部分では、特に法線の処理などディテールを追いきれていない点も見受けられたが、全体的に攻撃的な配色や構成力がそれをカバーしていると思う。パット見の印象は非常に大事なので、そのインパクトをきっちりと抑えられており、作品として好印象だ。デザインは配色によるバリエーションだが、それも上手く低コストに取り入れており、安っぽさを感じさせない点なども評価したい。
▼ 岸本浩一(株式会社Aww/Co-founder、取締役)
拡張装置を採り入れたファッションが独創的で素敵です。バーチャルだからこその発想とワクワク感、未来の様子が1枚でうまく落とし込まれている作品だと感じました。
アバター部門 審査結果
第1位『近未来型猫耳ファッション』(獲得点数:58点)
藤原一弥さん
https://twitter.com/0_blender
【0から始めるblender生活】という名前で制作過程や完成物を投稿しています。
今年の1月からblenderで3DCGに触れ始めキャラクターモデリングを中心に誠意勉強中です。
●作品解説
流行はループする傾向にあるため、服装自体は現代と大きく変わらないですが、原宿系の自由なファッションとガジェットの組み合わせが未来の原宿で流行っているというイメージでデザインしました。自由で明るく、活動的なイメージでデザイン、スナップの撮影を行っています。
●使用ツール
Blender、Substance 3D Painter、Photoshop、Luminar AI
●最優秀賞「Dell Precision 5470」をプレゼント!
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●審査員コメント 抜粋
▼ 仲田朝彦(株式会社三越伊勢丹 営業本部 オンラインストアグループ デジタル事業運営部 レヴワールズ)
■デザイン・マテリアル・配色・画角などトータルで表現を豊かにしている
単にモデリングやデザイン性に特化しているのではなく、素材の質感や重さまで伝わってきます。画角にもこだわりを感じますし、トータルしてセンスの良さを感じ、物事を見る力「目が良い」んだなと感じました。素晴らしいと思います。特にオレンジのパンツの質感が良く表現されていて、とてもイメージがわきました 。
■猫耳ファッションが全パーツに踏襲されている
協調しすぎずさりげなさも含めて猫テイストを盛り込んでいるバランスがとても良いと思います。特に靴と靴下のデザインはとてもかっこいいと思いました。猫の爪を表現されたスニーカーに、ローラーがついていて猫の様に素早く動けるイメージでしょうか?またヘッドギアの猫耳の中がWifi風のマークになっているデジタル表現も個人的に大好きです。
▼ 桐島ローランド(株式会社CyberHumanProductions/取締役)
ポーズも服も動きがあって、全体に臨場感がある。背景のアングル、カメラワークがとてもいい!ファッションも作りこんであり見ごたえがあります。
▼ 今泉隼介(株式会社モデリングブロス/代表取締役・モデラー)
オレンジとグリーンのポップな色使いがとても印象的で楽しく作っていらっしゃるなー!というのが伝わる作品です。一方であまり目立たない様でいて靴の造形が実はとても手が込んでおり素晴らしいと思いました。靴底のボールの様な形状も、タイヤの様に回転するのか、これをクッションにバウンスするのか色々と想像を掻き立てられました。ファッションだけではなく、アバターのポージングやカメラ構図もキャラクターの個性を表している様で見ていてとても楽しい作品だと思います。
▼ 秋元純一(株式会社トランジスタ・スタジオ/CGディレクター・取締役副社長)
全体的な構図やポージングが見やすく、とてもキャッチーに作られていると感じた。トータルのクオリティとしても、統制が取れていて、バランスの良い作品に仕上がっていると思う。デザイン的にもコンセプトに沿ったものをオリジナリティのある物に昇華させていると思うので、そこも評価ポイントだと思う。ファッションとCGのフュージョンという新しく難しいジャンルだと思うが、近未来の素材感やガジェット感などもさり気なく取り入れていて、作品としてのコントロールが上手いと感じた。目線のもたせ方が少々惜しい気がした。また、布の質感やシワの具合、被写界深度の浅さなどもあってサイズ感が少し崩れているので、そういったディテールに注視できれば、更に良いものに仕上がると思う。
▼ 豊浦慶祐(株式会社回/代表取締役・vaultroom owner)
現実からあまりかけ離れすぎずに、うまくアバターらしさを取り込めているなと思いました。ガジェットによって未来感も感じ取れるのでテーマにも沿っていていい感じです!
▼ 岸本浩一(株式会社Aww/Co-founder、取締役)
服の作り込みやダイナミックなポージングなど、表現力が非常に高いです!ガジェット等のデザインも丁寧に作り込まれており、細部にまでこだわりを感じました。
▼ 尾形美幸(CGWORLD編集部)
ストリートスナップとしての完成度の高さが好印象です。背景に群衆がいない寂しさをカメラワークで上手く回避しつつ、躍動感のあるポーズやポップな配色で原宿らしい元気なムードを演出している点が秀逸です。底に肉球のような球体が付いている靴のデザインと造形に、ものづくりへの愛情とこだわりを感じます。それをちゃんと映すカメラワークも含めて良いですね。なお、バッグのベルトは現実空間だとずり落ちそうで気になりました。ベルトループで腰に固定するなど、もうひとこえのリアリティがほしいです。
第2位『HANABI』(獲得点数:43点)
小倉成美さん
ファッションやアクセサリーなどの分野が好きなので、今後もCGで取り入れていきたいと思っています。 Marverous Desinerを絶賛勉強中なので、パターンなどを理解し、より構造の難しい、面白いデザインを作っていきたいと思っています。
●作品解説
【コンセプト】
2100年。「HIKARI」がトレンド入りし、ギャルたちの間では「光」を盛る時代が到来した。 これは流行のきっかけになったモデル【HANABI】のストリートスナップショットだ。
【こだわったポイント】
海上の花火大会をモチーフにしました。プリーツショートパンツをあえて無地の縁だけ明るくすることで、地平線とその上に輝く花火をイメージし、ソックスはその反射でキラキラしているという構成で作成しました。
●使用ツール
Vroid Studio、Blender、Marverous Desiner、CLIP STUDIO PAINT EX
●審査員コメント 抜粋
▼ ixima(イラストレーター、デザイナー)
ネオンの街にネオンの衣装。画面がかわいい。ストリートスナップ撮りたくなっちゃうのがわかる。こういうチープなかわいさが原宿のカルチャーとして、ティーンの憧れとして100年先も残ってほしいと思いました。
▼ 仲田朝彦(株式会社三越伊勢丹 営業本部 オンラインストアグループ デジタル事業運営部 レヴワールズ)】
■ファッションにおいて発光表現は夢の技術
バーチャルならではのファッションとして発光表現が目を引きます。ただ光を取り入れているのではなく、地平線から上がる花火大会をコンセプチュアルに取り入れたことが素晴らしいと感じました。流行の発信元となった「HIKARI」という空想のキャラクターを設定したそのストーリー性もあって魅力を引き立てていると思います。髪の毛も線香花火のような表現を取り入れており、細部にまでこだわりを感じるファッションです。
■いつか現実に
現実世界にこの技術が転用できればファッションの表現はさらに豊かになると思います。従来から貴金属の光はフォーマルとして格式高さを表現して来ましたが、現代や今後の未来の技術によって、貴金属だけではない光もファッションになりうるのではと夢が膨らみました。
▼ 桐島ローランド(株式会社CyberHumanProductions/取締役)
コンセプトも明確で、デザインにリアリティがある。アバターという事であればもっと遊び心があても良かったかもしれないですね。
▼ 今泉隼介(株式会社モデリングブロス/代表取締役・モデラー)
未来のファッションとしての新しい素材感が存分に感じられる作品でした。光をテーマに衣服が(メイクも)ディスプレイの様に輝くのがとても素晴らしいアイディアだと感じました。勝手な想像ですが、もしかしたらこの花火も光るだけじゃなくて打ちあがるようにアニメーションしているのかも?と思ったり。暗い環境の中でも映えるだろうしとても面白い表現だと思います。CG制作者的な見方をすると、太ももに付いたチェーンがCGモデルではなくテクスチャで描かれているのはポリゴン削減とユレ物対策の為なのかも、と邪推しています笑
▼ 秋元純一(株式会社トランジスタ・スタジオ/CGディレクター・取締役副社長)
全体的なバランスの取れた作品に仕上がっていると思う。ポージングはシンプルだが嫌味もなく、見やすい構図になっていると感じた。デザインのバランスは、光り物をテーマとしており、それも近未来のファッションとしては引きがあると思う。特に光り物が斬新なわけではないが、花火のモチーフをあえて使用する事で、例えば有機ELなどの発光体を上手く取り入れたファッションを想像する事が出来るので、今回のコンテストテーマとしても良いアイテムだと思う。Marverous Desinerを上手く取り入れた制作フローを取っていて、衣服のシワ感などはリアルに違和感なく作られていると思う。生地感などはシンプルにサテンのさらっとした素材感だが、それも未来感を出す上では一役買っていると思う。場所にとってはディテールがテクスチャワークで仕上げられているが、そういった部分の歪みや伸びなどがもったいなく感じられてしまう為、トータルにクオリティラインを確保する上でも、アプローチの取捨選択は重要だと思うので、今後に期待したい。
▼ 豊浦慶祐(株式会社回/代表取締役・vaultroom owner)
光を身に着けるのは面白いですね!CG屋さんの仕事も増えそうですね。アバターならではの感じもあって良いと思いました!
▼ 岸本浩一(株式会社Aww/Co-founder、取締役)
光を盛るというコンセプトがバーチャルファッションと上手くマッチしていて素晴らしいと思いました。このコンセプトを活かすために、エフェクトなどで服の概念に囚われない表現をもっと取り入れていくと更に面白くなりそうだと感じました!
▼ 尾形美幸(CGWORLD編集部)
ファッションのデザインと造形に愛情を感じました。トップスとソックスは柄物にする一方で、スカートは無地にするバランス感覚が良いですね。同じ世界観のバッグを持たせると原宿に遊びに来た感じが出て、さらにストリートスナップらしくなると思います。
第3位『通話中』(獲得点数:31点)
バーチャルしろくまさん
2018年からバーチャルシンガー音無むおんによるメタバースプロジェクト「6on(むおん) Projects」を立ち上げ、バーチャルライブや生バンドでのリアルライブ、ファンミーティングなどをプロデュース、モデリング、CG製作、クリエイティブデザイン、動画編集などマルチクリエイターとして活動中!
●作品解説
原宿ファッションの原点として伝説となっている「Pink Dragon」はアパレルブランドとして、若者に人気!キャットストリート出身の彼女は今日もPink Dragonコーデで原宿へ繰り出す!蛍光グリーンが特徴的な太陽光電池繊維により再生可能エネルギーは個人レベルで収穫できる時代。ウェアラブルデバイスは衣類に袖口に表示される。自由に色を変更できるのもPink Dragonが若者に受けている理由でもある。
●使用ツール
Blender、Photoshop
●審査員コメント 抜粋
▼ 山口壮大(ファッションディレクター)
今回の要項に原宿という場が含まれていることを深く理解した、ロケーションを含めた“画”としての強度を感じました。耳/尾などバーチャルでのキャラクター文化を踏まえながら、一方でリアルの身体及び公共がもたらす“制約”を意識した落とし込みのバランスが丁寧に設計出来ていると感じました。80年代の“Pink Dragon”を敢えて(?)選出していることも個人的にはルーツがブロックチェーン的に紐付くであろう今後のファッションを予見しているようで、ユニークに思いました。
▼ 仲田朝彦(株式会社三越伊勢丹 営業本部 オンラインストアグループ デジタル事業運営部 レヴワールズ)
■ガジェット×ファッション好きにはたまらない
衣類に埋め込まれたウェアラブルデバイスや、「太陽光電池繊維」というワーディングすべてに心くすぐられました。またタイツと一体型になったシューズのデザインやグラデーションも最高に格好よく未来のファッションを感じられるデザイン・配色だと思います。純粋にこういったデジタルファッションはリアルに欲しいです。
■細部のこだわり
アーティスティックな猫のタトゥーや、洋服の裏地まで細かに作られていることにこだわりを感じます。こういった細かなディテールが作品としての感制度を高めていると思います。
▼ 桐島ローランド(株式会社CyberHumanProductions/取締役)
「ウェラブルクローズ×ファッション」の取り入れ方などは面白い。もっと服のクオリティが上がっていたら、さらに見ごたえがありそうです。
▼ 今泉隼介(株式会社モデリングブロス/代表取締役・モデラー)
裏地などのグリーンの部分が電子基板になっており、太陽光からの電力を貯めておけるという設定はとても面白いと思います。服の生地も蛍光色のグラデーションに光るディスプレイの様に見え、素材感も新しいと思います。一方で、作品コンセプトにある原宿の伝説ブランド、ピンクドラゴン、を名乗るならやはりロカビリーなロックテイストやスカルをどこかに潜ませて欲しかった気も!
▼ 秋元純一(株式会社トランジスタ・スタジオ/CGディレクター・取締役副社長)
構図のとり方などは、思い切りもあって非常に好感が持てると感じた。またポージングもわざとらしさがなく自然で、可愛らしく、躍動感も感じられる。カラー構成も、シンプルな中に上手くビビットなものを取り入れており、配色センスの良さが伺える。デザインに関しては、シンプルな形状ではあるが、所々に近未来感を散りばめており、コンセプトにもしっかり沿っていて良い。CG的な技術力としては、部分的に形状やトポロジーを詰めきれていない部分も感じられるが、全体のバランスの良さでそれをカバーしていると思う。最終的なアウトプットにフィルターが強く乗ってしまっていて、キャラクターが少し眠くなってしまっているのがもったいないと感じてしまう為、もう少し効果的にディフュージョンやソフトフォーカスを使うことが出来ると更に良い仕上がりになったかと思う。
▼ 豊浦慶祐(株式会社回/代表取締役・vaultroom owner)
服にウェアラブルデバイス面白いですね!アップルが服を出す未来が来るんですかね。色変えれるのも面白いと思いました!
▼ 岸本浩一(株式会社Aww/Co-founder、取締役)
目を引く蛍光色のチョイスが素晴らしいと思います!太陽光電池繊維や袖口に表示されるウェアラブルデバイスという設定も面白く、このファッションを通して未来の世界を少し想像することができました。
審査員 総評
今回の作品審査に参加していただいた審査員のみなさんの総評を紹介しよう。
SHIRO SAKAI(株式会社テイラーアンドクラフツ/デザイナー)
長年、コム・デ・ギャルソン社にて、メンズ、レディースの垣根を越えた企画、パタンナーとしての経験を積む。2016年自らの名前を冠したブランドをスタート。 デザイン、設計を自ら手掛ける。クラシカル、ベーシックなアイテムに対し、動的且つ機能的な構造、新たな解釈を持ち込む事で、独創的なアプローチを続けている。
https://www.instagram.com/shirosakaiofficial/?hl=ja
山口 壮大(ファッションディレクター)
1982年愛知県常滑市生まれ。文化服装学院卒(第22期学院長賞受賞)。2006年よりスタイリスト/ファッションディレクターとして活動開始。歴史と未来を今に繋ぐことを信念に、ショップ・展示・イベントの企画や、企業・ブランド・工場・職人と連携した商品開発を行う。
https://souta-yamaguchi.com/
ixima(イラストレーター、デザイナー)
服飾専門学校、美大(彫刻)を卒業後、フリーのイラストレーター・デザイナーとして活動。2013年から「初音ミク」等のパッケージイラストを担当。最近では「プロジェクトセカイ」で多数の3Dモデル用衣装デザインを手掛ける。趣味はオンラインゲームとファッション。
http://satelloon.com/
仲田朝彦(株式会社三越伊勢丹 営業本部 オンラインストアグループ デジタル事業運営部 レヴワールズ)
2008年に株式会社伊勢丹(現三越伊勢丹)に入社。紳士服担当として店頭・バイヤー業務を経験後、社内起業制度を利用して仮想都市のコミュニケーションスマホアプリ「REV WORLDS(レヴ ワールズ)」事業を2021年に立ち上げる。今年3月には三鷹市立第三小学校と取り組み、小学生起案のバーチャルファッションショーを開催。
https://www.rev-worlds.com/
桐島ローランド(株式会社CyberHumanProductions/取締役)
1991年ニューヨーク大学・芸術学部写真家を卒業後、写真家として活動を始める。1993年活動の拠点を東京に移し、広告キャンペーン、CMなど数多くのプロジェクトを手掛ける。2014年日本初のフォトグラメタリースタジオ AVATTAを設立。「妥協のないクリエイティブ」をテーマに、3DCGと向き合い続けている。
https://www.cyberhuman-productions.co.jp/
今泉隼介(株式会社モデリングブロス/代表取締役・モデラー)
高校を卒業後に渡米。カリフォルニア州立大学を卒業後ロサンゼルスの「ZOIC Studios」などでの勤務を経て、2012年に帰国。帰国後はフリーランスモデラーとして、様々な映画やコマーシャル制作などに携わる。2018年に株式会社モデリングブロスを設立。2020年ソニーPCL株式会社と業務提携。現在はバーチャルプロダクション用背景制作などに力を入れている。
https://www.modelingbros.com/
秋元純一(株式会社トランジスタ・スタジオ/CGディレクター・取締役副社長)
2006年に株式会社トランジスタ・スタジオ入社。専門学校時代よりHoudiniを使用し続けて現在ではCGWORLD.jpにて「Houdini Cook Book」を連載中。
http://www.transistorstudio.co.jp
豊浦慶祐(株式会社回/代表取締役・vaultroom owner)
2013年、株式会社回設立。CM中心に様々な映像制作に従事。2020年よりゲームコミュニティーvaultroom共同オーナーとなり、ゲームを通してファッションなど新しい可能性を探っている。
https://cai.tokyo/
https://vaultroom.shop/
岸本浩一(株式会社Aww/Co-founder、取締役)
2018年春、アジア初のバーチャルヒューマンカンパニーAwwを設立。バーチャルヒューマンと親和性の高いバーチャルファッションやweb3コンテンツ開発にも取り組んでいます。
https://aww.tokyo/
尾形美幸(CGWORLD編集部)
CG-ARTS、フリーランスを経て2015年よりボーンデジタル所属。CGWORLD関連媒体で記事制作を担当。2011年以降、専門学校や大学にてポートフォリオや業界研究の講義も実施。博士(美術:2005年 東京藝術大学)。
https://cgworld.jp/
コンテスト企画・運営_池田大樹(CGWORLD)
TEXT_小倉理生