マウスコンピューター＆インテル Presents<br />『CGWORLD Entry Live vol.1』in 新潟

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マウスコンピューター主催、インテル協賛の下、12 月 12 日（水）新潟コンピュータ専門学校で『CGWORLD Entry Live vol.1』が開催された。満席となった会場では学生の皆さんが最後まで真剣なまなざしで講義に参加、展示コーナーでは最新のパソコンを体験するなど大盛況となった。それでは５時間にわたる充実のセッション内容をお伝えしよう。

Session 01
クリエイター集団＝（株）ファンタジスタの軌跡！
～作品を生む人・モノについて～
「対応が迅速でコストパフォーマンスの良い PC 環境を整えることが重要」

（左から）安井聖幸氏、小幡大剛氏、栗原弘樹氏（株式会社ファンタジスタ）

地元で活躍できるクリエイターを！
「地元新潟で CG クリエイターが活躍できる場をつくりたい」との想いから新潟を拠点に設立された株式会社ファンタジスタ。『新潟から日本全国、さらには世界へ』を目標に掲げる同社社長の栗原弘樹氏は「自分の実力の限りを尽くしたものと、そうじゃないものは一目瞭然。ベストを尽くして作品づくりに臨んでほしい」と話す。制作環境については、コストパフォーマンスのよい PC 選びの重要性について語る。実際各自が使用する 18 台の PC の他、レンダリング用に９台、バックアップサーバ２台、Backburner 専用に１台と計 30 台のマシンを全てマウスコンピューター製で揃えている。

（画像左）ALBIREX の試合前オープニング CG ムービーで試合を盛り上げる、（画像右）ファンタジスタでの制作環境は全てマウスコンピューターで揃えている

Session 02
What's Mouse Computer？
「マウスコンピューターの BTO パソコンで最強の武器を手に入れよう！」

金子覚氏（株式会社マウスコンピューター）

クリエイターにとっての"自分仕様のツール"とは？
用途・予算・仕様に応じた BTO カスタマイズ PC を提供するマウスコンピューター。同社の製品が CG・映像の制作現場でシェアを広げる理由は「コストパフォーマンスと拡張性の高さ」にあるという。年間数十万台の PC を世に送り出している豊富な実績と高い品質基準を誇る同社。１億通り以上の選択肢を持つ拡張性の高さにより、クリエイターは自身の作業に最も適した PC を理想的な価格で組み上げることが可能だ。「製品はすべて日本・飯山で生産しています」と品質の確かさも金子覚氏は強調する。納期と安心のサポート体制など、心強い味方となってくれるだろう。

（画像左）最新機種に興味津々!　学生の皆さんで満員の展示、（画像右）良い作品・高い生産性を生み出すための最適な PC 環境をトータルでサポート

Session 03
並列プログラミングのすすめ
「学生のうちから並列化の仕組みとパターンを知っておきましょう」

菅原清文氏（インテル株式会社　ソフトウェア＆サービス技術統括部）

プログラミングの並列化とソフトウェアの未来
インテル株式会社　ソフトウェア&サービス技術統括部の菅原清文氏は「並列プログラミングのすすめ」と題し、PC 開発の過去から現在の流れに沿って並列プログラミングを例に解説。「アプリケーションをスレッド化するには、設計・デバッグ、パフォーマンスのチューニングサイクルを何度も繰り返す必要があるが、デュアルコア、マルチコアプロセッサーの能力を引き出してツールを使用することで生産性が向上する」とグラフを示しながらの講演で、プログラミングの知識が最適な PC 環境を整える重要な要素であることを認識する機会を提供してくれた。

（画像左）並列化でデュアルコアおよびマルチコア・プロセッサーの能力を引き出す、（画像右）主要な５つの並列化手法。どの並列化手法を導入するか、利点と欠点を把握しておこう

Session 04
新作 MV『Express』メイキングセミナー
～ CG クリエイターとして生き抜く作法～
「CG クリエイターとして生きていくために知っておきたいこと、全部話します！」

森江康太氏、秋元純一氏（株式会社トランジスタ）

「負けたくない！」という気持ちで挑む、CG 制作の現場最前線
最後に登場したのは株式会社トランジスタ・スタジオだ。新作 MV『Express』のメイキングを通じ「CG クリエイターとして生き抜く作法」を講演。森江康太氏は「"笑う"という動きを表現するにしても"どう笑うか"という沢山の選択肢があります。それをどれだけ提案できるか、引き出しの数を学生のうちから増やしておく必要がある」と話す。また、「Houdini CookBook」でお馴染みの秋元純一氏は、Houdini の魅力について「やや敷居が高く感じるが、使い込むにつれて手放せなくなる」等、制作行程に沿って説明。失敗談やとっておきの裏話など最前線で闘う彼らならではの生の言葉を聞くことができた