テクニカルアーティスト・Casey Sheep氏は1月10日(土)、Blenderアドオン「Quad Filler 1.0」をSuperhiveでリリースした。Quad Fillerは、開いたエッジ同士の接続を、最小限の操作で理想的な四角形ポリゴンへと変換することに特化したツール。価格は8ドル(約1,250円)、ライセンスはGPL、対応するBlenderのバージョンは3.4~5.0。

「Quad Filler 1.0」は、モデリング作業上煩雑な、左右で辺の数が異なる領域を接続する作業(頂点の結合や面の張り直しなど)を効率化するツール。異なるエッジ数を持つエッジチェーン(Edge chains)同士をワンクリックでブリッジし、優先的にクアッド(四角面)で構成されたトポロジーを自動生成する。

▲編集モードにて3エッジと1エッジを選択し、Shift+Fキーを押すだけでQuad Fillerを適用できる

3エッジと1エッジ、5エッジと3エッジといった、標準機能では対応が難しい非対称な構成であっても、トポロジーのながれを損なうことなくクリーンな面張りを実行できる。このプロセスは、編集モードで接続したい2つのオープンエッジを選択し、ショートカットキー(デフォルトShift+Fキー)ひとつで適用できる。。

バージョン1.0では、対応するエッジの組み合わせが拡充された。3対1の構成だけでなく、4対2、4対1、3対2、2対1といった多様なパターンでのブリッジが可能となっている。

▲バージョン1.0ではより多様なエッジの組み合わせに対応
▲ショートカットキーはカスタマイズ可能

なお、本アドオンは開いたエッジ同士の接続に特化しているため、閉じたループ(Closed loops)には対応していない。また、トポロジーが極端に不規則な場合には、面の向き(法線)を手動で反転させるなどの微調整が必要になる場合がある。

■Quad Filler 1.0(Superhive)
https://superhivemarket.com/products/quad-filler

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