The Weird Byte社は4月25日(土)、スマートフォンやタブレット端末の動きを利用して3Dツール内のカメラを制御するトラッキングアプリ「VirtuCamera 2」をApp StoreとGoogle Playでリリースした。新たにAndroid版が提供開始となったほか、BlenderやMayaに加え、Houdini、Cinema 4D、3ds Maxへの対応が新たに追加されている。価格は2,500円(iPhone)、3,050円(Android)。
After a long wait, VirtuCamera 2 is finally here!!
— VirtuCamera (@virtucamera) April 24, 2026
Now available on Android as well as iOS and now supports Houdini, Cinema 4D, and 3ds Max, joining Blender and Maya
Let’s go!#Houdini #Cinema4D #C4D #3dsMax #Blender #b3d #Maya #VFX #VR #mocap #3d #animation #VirtualProduction pic.twitter.com/zHM3gG05HP
Android版の登場と主要DCCツールへの対応拡充
「VirtuCamera 2」は、ユーザーが手持ちのスマートフォンやタブレットデバイスを実物大のバーチャルカメラとして扱い、DCCツール内の3D空間におけるカメラワークをデバイスの直感的な動きで制御できるツール。今回リリースされたバージョン2では、従来のiOS版に加えてAndroid版が追加。各種DCCツール最新バージョンへのサポートも拡充され、既存のBlender(5.1、5.0、4.5 LTS)やMaya(2026、2027)に加え、新たにHoudini 21、Cinema 4D 2026、3ds Max(2026、2027)との連携が可能となっている。また、Nuke 16、17用プラグインも開発中だ。
■DCCツール用VirtuCameraプラグイン(The Weird Byte社のGitHubリポジトリ)
https://github.com/theweirdbyte
UIの刷新とフルスクリーンビューポートによる視認性の向上
今回、操作画面の大幅な見直しにより、UIを全面的に刷新。フルスクリーンビューポートが搭載され、視認性が向上した。カメラの画角やフレーミング、被写界深度を手元で細かく調整する際に、余計なメニューに視界を遮られないため、撮影作業が効率化する。
今後の開発方針とAPI・SDKの提供
今後のアップデート計画として同社は、画面上のコントローラで滑らかなカメラ移動を補助するジョイスティック機能や、あらかじめ保存した設定を瞬時に呼び出せるプリセット機能の実装を予告している。また、テクニカルアーティスト向けに、独自の操作や複雑な処理を組み込めるカスタムスクリプトのサポートも予定。
さらに、Unreal EngineやUnityなどのゲームエンジンや、ノードベースの画像生成AIインターフェイスであるComfyUIなどへの対応可能性にも言及している。現段階でAPIとSDKが提供されていることから、テクニカルアーティストが自社環境や独自エンジンにVirtuCameraを統合することが可能となっている。
■VirtuCamera公式サイト
https://virtucamera.com/
■VirtuCamera 2(App Store)
https://apps.apple.com/jp/app/virtucamera-2/id6761327593
■VirtuCamera 2(Google Play)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.theweirdbyte.virtucamera2
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https://cgworld.jp/flashnews/01-202603-InstantSplat.html