Deemos社は5月19日(火)、3Dモデル生成AIプラットフォーム「Rodin Gen-2.5」をリリースした。バージョン2.5では、1,000万ポリゴン規模のモデル生成が可能となったほか、4秒で100万ポリゴンを生成する高速処理、LLMに見られる適応的な思考プロセスが導入されている。サービスは初月2.99ドル(約500円)のライト版をはじめとするサブスクリプション形式で提供されている。

Hyper3D公式サイト

手動パーツ分割によるポストプロダクションへの最適化

▲1,000万ポリゴンのモデル生成デモ
▲1,000万ポリゴンのデータを用いてZBrushやBlender、3Dプリントで加工・活用
▲手動パーツ分割(Manual BANG to Parts)とパーツ調整(Part Refine)機能

「Rodin Gen-2.5」では、1,000万ポリゴンというデータ量を活かし、ZBrushでのスカルプトやBlenderでのベイク、産業グレードの3Dプリントへの出力など、ポストプロダクションにおける編集の自由度とポテンシャルが高まった。また、手動パーツ分割(Manual BANG to Parts)とパーツ調整(Part Refine)機能も搭載され、数回のクリックで生成されたジオメトリをユーザーの意図通りに正確に分割できるようになった。

3Dネイティブテクスチャと12Kテクスチャ対応

▲3Dネイティブテクスチャ
▲12Kテクスチャ

テクスチャ生成のアーキテクチャも刷新。複雑なジオメトリ構造による死角を解消する3Dネイティブテクスチャ(3D Native Texture)が導入され、よりリアルなPBRマテリアルと豊かな表面ディテールを提供する。単一の画像から3Dシーンを生成する際、入力画像に備わっているトゥーンシェーディングなどのルックスタイルをそのまま保持し、テクスチャに反映できる。

また、ビジネスプラン(後述)のサブスクリプション登録者向けには、12Kテクスチャ生成機能をベータ提供する。設定内、「Texture Thinking Effort」を「Extreme-High」に指定することで利用できる。

主要なDCCツールとのシームレスなブリッジ機能

外部DCCツールとの連携機能(DCC Bridge)も用意されており、Blender、Unreal Engine、Unity、Godot、Cinema 4D、Maya、Omniverse(OV/Isaac)、3ds Maxに対応。生成した3Dアセットを各ツールへエクスポートし、パイプライン内で活用できる。

プランと価格

  • ▲月額払い
  • ▲年次払い

Rodinのサービスはサブスクリプションで提供され、無料プランを含め4つのティアが存在する。月額払いの場合、機能制限付きのライト版(Lite)は初月2.99ドル(約500円)、次月以降月額9.99ドル(約1,600円)、創造者(Creator)は初月8ドル(約1,300円)、次月以降月額30ドル(約5,000円)。クリエイター向けの全機能やAPIフルアクセス、4Kテクスチャ生成(に加え、ベータ版の12Kテクスチャ生成)が含まれるビジネス(Business)は初月30ドル(約5,000円)、次月以降月額120ドル(約20,000円)で提供されている。いずれも年次更新のプランで契約した場合は20%オフとなる。

■Hyper3D公式サイト
https://hyper3d.ai/

CGWORLD関連情報

●テンセント、3Dモデル生成AI「Pixal3D」発表 ピクセルアラインドにより入力画像に忠実な3D再現を実現

清華大学、Tencent ARC Lab、ビクトリア大学ウェリントンからなる研究チームが、単一の画像から高精細な3Dアセットを生成する技術「Pixal3D」を発表。ソースコードはGitHub、学習済みモデルはHugging Faceにて、どちらもオープンソース(MITライセンス)で公開した。入力画像のピクセル情報と生成される3Dモデルの対応関係を直接的に結びつけるピクセルアラインド(Pixel-Aligned)な生成手法の採用により、オリジナル画像に忠実な再構築を実現する。7月開催のSIGGRAPH 2026への採択も決定。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202606-Pixal3D.html

●Blenderを人間同様に操作して3Dシーンを生成するエージェント「Moonlake's 3D Agent」ベータ公開 AIがマウスとキーボードを操作し、モデリングからシーン構築、リギングまで実行

Moonlakeが単一画像から複雑な3D環境を自動生成するAI技術「Moonlake's 3D Agent」を発表。AIエージェントが3DCGツールの画面を認識し、人間と同様にアセットのモデリングやシーン構築、リジッドボディのセットアップまでを自律的に行う能力を持つ。第1弾の対応DCCツールはBlender。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202605-Moonlake.html

●単一画像から顔と髪を切り離す頭部アバター生成手法「One-shot Compositional 3D Head Avatars with Deformable Hair」発表 3DGS、FLAME、物理演算の活用により自然なフェイシャル&ヘアアニメーションを実現

西安交通大学の研究チームが1枚の画像から髪の毛が自然に揺れる高品質な3D頭部アバターを生成する新手法「CompHairHead(One-shot Compositional 3D Head Avatars with Deformable Hair)」を発表。顔と髪の毛の要素を分離し、3DGSによるディテール豊かな3D表現と、FLAMEメッシュによる自然なフェイシャルアニメーション、ケージ構造と物理シミュレーションを適用したヘア表現を採用することで、リアルなフェイシャルアバターをリアルタイムでアニメーションさせることを可能にする。
https://cgworld.jp/flashnews/01-202605-1shotHead.html