プレミアムアーツは、12月1日(月)に「LiveXR Point Cloud」をリリースする。
「LiveXR Point Cloud」は、点群データをVR空間上で再生できるソリューションで、工場やプラントなどの大型施設を3Dスキャンし、そのデータを短期間・低コストでVRとして活用できる点が特徴だ。
点群データを利用するため、映像や写真を用いたVRと異なり、空間のサイズや距離を正確に再現できる。これにより、ユーザーは自社施設のデジタル空間を迅速に構築し、デジタルツインのビューワー環境として活用することが可能となる。
LiveXR Point Cloudの特徴
・点群データを利用して、短時間でデジタルツイン環境が実現
・構築されたVR空間は、実際のサイズ・距離が正確に再現
・イチから開発しなくても、VR内でのマルチプレイ機能がすでに搭載
・イチから開発するVRではないので、短期間・低コストで実現可能
・インターネットでもLANでも利用可能なVRソリューション
・複数のデバイスから各自リモートでコミュニケーションできるマルチプレイが可能
・全国どこからでもVR内に参加、研修や説明会、デジタル展示会としても活用可能
・安心のセキュリティと信頼できるログイン機能
・社内に散在する紙や動画等の資料もVR内で活用可能
・デジタルツイン環境に3DCGデータをランタイムインポート可能
こんな方にオススメ
・朽設備や危険エリアを安全に把握・共有したい
・なじみの薄い現場では、機器の場所や系統図が瞬時に分かりにくい
・工事前のレイアウト検討や点検計画を効率化したい
・大規模プラントのデジタルツイン環境を構築したい
・作業現場に到達する前に、現場の状況を正確に把握したい
・トレーニング担当者が特定の環境での作業手順をより簡単に把握できるようにしたい
LiveXR Point Cloudの使用例
マルチプレイ機能
点群データを同一の仮想空間で複数人が同時に閲覧できるため、複数デバイスでのXRセッションを同期して再生することが可能。これにより、参加者全員が同じタイミングで同じ情報を体験でき、理解のスピード向上や高い臨場感の共有につながる。
また、遠隔地にいる関係者とも同じ空間を見ながら確認作業を行えるため、現場の状況把握や意思決定をよりスムーズに進めることもできる。
点群データのインポート機能
点群データを簡単に取り込み、デジタルツイン環境として表示できる機能を備えている。そのため、3D空間を直感的に観察・分析でき、より深い視覚化と情報解釈が可能になる。
これにより、現場の状況を正確に再現し、事前検討やレビューを効率化することで、業務の質とスピードの向上に貢献する。
音声通信機能
マルチプレイセッションに参加することで、複数のユーザーが同一空間で会話できる。また、VR内で説明やフィードバックをその場で行えるため、迅速な情報交換が可能となる。
そのため、テキストのみでは伝わりにくい意図やニュアンスも共有しやすく、よりスムーズなコミュニケーションを実現できる。
VRモード機能
ユーザーはコントローラーを使ってシーン内を自由に移動できるため、VR空間の中で説明やフィードバックをリアルタイムに行うことが可能になる。これにより、迅速な情報交換が実現し、テキストだけのコミュニケーションでは失われがちな意図やニュアンスも共有しやすくなる。結果として、よりスムーズで理解の深いコミュニケーションを実現できる。
ランタイムインポート機能
多様なファイル形式の3DCGデータをランタイムでインポートでき、VR空間内で大型機器や配管、液体・気体の解析ビジュアルなどを実寸大で確認することが可能となる。これにより、レイアウトの検討や配置変更といった環境シミュレーションを容易に実施できる。
対応データは点群、CAD、BIMをはじめ、メッシュデータやシミュレーションデータなど幅広く、既存データをそのまま活用しながら設計・検証プロセスの効率化を実現する。
パイプシミュレーション機能
本機能では、仮想空間内でパイプの角度・長さ・半径などをインタラクティブに調整し、自由に配置することができる。ユーザーはパイプの形状をリアルタイムに編集しながら設計できるため、建築設備やインフラ設計の初期検討、配管ルートのシミュレーション、関係者との確認作業を直感的かつ視覚的に進められる。
これにより、施工前に設計内容をシミュレーションし、手戻りの削減や検討プロセスの効率化に貢献する。
注意喚起機能
仮想空間内に、ストライプや注意喚起パターンを持つオブジェクトやラインを配置できる。例えば、工事区域や立入禁止エリアを示す「KEEP OUT」テープ風のラインを引くことで、関係者間での視認性が向上し、情報共有や研修を円滑に進められる。また、安全管理やゾーニング、展示・案内用途にも活用可能である。
これにより、安全教育やリスク共有を直感的に行うことができる。
タグ機能
VR空間内の任意の場所にタグを追加できる機能。タグ名は自由に変更でき、追加したタグは常にユーザーの方向を向くため、見逃す心配がなくなる。
これにより、情報を現場に紐づけて管理でき、見落としを防ぐことが可能になる。
マルチプレイの利用イメージ
インターネット
・遠隔地のユーザーとも参加可能(国内・海外からも)
・出張や移動不要、研修・説明会・打合せを効率化
・複数拠点から同時参加できるため、情報共有がスムーズ
LAN(ローカルエリアネットワーク)
・インターネットを利用しないためセキュリティ性が高い
・ネット回線速度に依存せず、安定した通信が可能化
・専用ネットワーク内で閉じているので、社内研修や工場内利用に安心
XRセッションのワークフロー
データ準備
点群データ、CAD/BIMデータをLiveXR Point Cloudに読み込み
↓
ルーム作成
マルチセッションを作成/参加
ルームIDを使って、他のユーザーを招待
↓
空間構築
点群や3Dデータを仮想空間に配置
オブジェクトを移動・調整
シミュレーション・タグ・注釈・測定を追加
↓
セッション体験
VRデバイスで没入体験
他ユーザーとコミュニケーション
設備やエリアを確認
↓
状態保存
作業途中の状態を保存し、いつでも再現可能
お問い合わせ
株式会社プレミアムアーツ
www.premiumartsinc.com