SideFXは、『モアナと伝説の海2』のVFX制作事例を紹介する記事の日本語版を公開した。記事では、同社のツールHoudiniがどのように活用されたのか、制作の舞台裏が紹介されている。
記事を読むーSideFXHoudiniで実現する海や自然現象の表現
公開された日本語版記事では、『モアナと伝説の海2』におけるVFX制作の一端が紹介されている。
本作において重要な要素である水の表現にあたっては、専用のワークフローが構築されている。2016年の前作からの技術的な進展を背景に、制作手法の見直しが行われた点にも触れられている。
例えば、海中の流れの表現では、低解像度のシミュレーションを用いて対象領域のサイズや影響範囲を把握し、その結果をもとに本番用のシミュレーションへ展開するリグの構築が行われたという。
また、竜巻や嵐雲といった大規模な自然現象の表現では、単なる物理シミュレーションに留まらず、『ボリューム変形』を活用することで、嵐が意志を持って動くキャラクターのように振る舞う制御を取り入れているのが特徴だ。これにより、流体の挙動をベースにしつつも、自由度の高いビジュアル変換を実現している。
このほかにも、稲妻やロープの挙動、地形表現など、複雑な要素を扱うためのさまざまな技術が解説されている。
大規模制作を支えるワークフローとパイプライン
また、プロシージャルなワークフローを基盤とした制作体制についても触れられている。
さらに、Houdiniを中心としたパイプラインによってデータ管理や工程間の連携が行われ、大規模プロジェクトを支える制作体制の一端が示されている。
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Image courtesy of SideFX