CGWORLD ONLINE ACADEMYでは、5月13日(水)18:00より、『上手いエフェクトアーティストのエッセンス~ソフトウェアに依存しない上手いアーティストに共通しているロジック~』をオンライン開催いたします。

流体シミュレーションツールの開発でアカデミー賞科学技術賞受賞し、長年にわたりアーティストを指導してきた坂口亮氏が、卓越したアーティストが持つ共通のスキルとそのロジックを分析し、体系的に解説します。

※本講座は昨年4月に開催された講座の再講演となります

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講座内容

約10年間、エフェクトアーティストとして活動してきた中で、周りの優秀なエフェクトアーティストたちを観察し、彼らがなぜ優れた技術を持っているのかを深く考え続けてきた坂口氏。自身の技術向上はもちろんのこと、リードやスーパーバイザーとして後進のエフェクトアーティストたちの教育にもその知見を活用してきました。

本講座では、ツールやソフトウェアに依存しない、時代を超えた「なぜ上手いのか」というエッセンスを、坂口氏の視点でまとめたものを解説。エフェクトだけでなく、ライティングやテクスチャリング、ルックデベロップメント、マットペインティングなど、他の専門分野にも適用可能です。

受講者の声

・今までありそうでなかった観点(プロダクションセンス)からのお話しで、大変勉強になりました。知識を身に着けて作品に取り掛かってみてもどうしてもうまくいかず困り果てていたのですが、自分はお話しにあったジュニアとシニアのグラフの上のパターンだったことに気が付くことができました。 オプティマイズできるのは解像度などだけではないというお話しも今までほぼ聞けなかったお話しでしたので、今回こんなにしっかり説明いただだけて、本当にすっきり腑に落ち、今後のモチベーションも凄く上げる事が出来ました。 受講して本当に良かったです。お忙しい中、企画、実施いただいた、CGWORLDの皆さん、坂口さん、ありがとうございました。

・なぜエフェクトアーティストにコミュニケーション能力が必要とされているかが分かった。クライアントの言葉の裏を探ることが大切。 作業効率に関してはバージョンが少なくてスピードが速くこなせクオリティが高くできるのは経験値によるものなのか。 捨てファイルという考え方は仕事に生かしていきたい。周波数のランダム構造を絵として見る癖をつけていきたい。 優秀なシニアアーティストになれるように日々成長していきたい。

・現在、業界未経験の学生ですが、本日の授業は大変勉強になりました。どのようにして『目』を養っていけば良いのか(今からでも実践できること)、上司とのコミュニケーションはどのようにとるべきか(就職してからすべきこと)など幅広く貴重なお話を伺うことができたため、本講義に大変満足しております。

カリキュラム

■イントロダクション
ソフトウェアや時代に影響しない良いエフェクトアーティストとは。

■エフェクトが上手い人のロジック全体像
上手い人はどうして良い絵を早く出せるかというロジック全体像です。

■均一なランダムを避け、低周波数のランダムと構造
良いエフェクトに欠かせない要素とその習得方法を解説します。

■クライアントのリテイクの考え方
スーパーバイザーやクライアントからくるリテイクノートの扱い方。

■バージョンを重ねるスピードの差
テストレンダリングのリテイクを重ねる際の注意点、重い・使いづらいセットアップの考え方など。

■テストレンダリングする前に何をなぜレンダリングするかを意識する
上手い人はテストレンダリングをする際の目的やロジックがしっかりしている。

■バージョンを重ねるスピードの差
テストレンダリングのリテイクを重ねる際の注意点、重い・使いづらいセットアップの考え方など。

■自然なエフェクトとは?
シミュレーションに関わらず物理法則に基づくエフェクトは、物理的な「自然」の考慮が必要。

■参考資料に関して
上手い人は想像以上に参考資料(レファレンス)を使用しています。レファレンスの考え方を解説します。

■リテイク毎に前に進んでいるか
上手い人はリテイク毎に必ずクオリティを前へ進めます。その裏にあるロジックを説明します。

■ウェッジをしない理由
ウェッジ(パラメータを機械的に変えてテストレンダリングを数多くレンダーファームに投げること)を多用すると、長期的にエフェクトアーティストとしての成長が鈍ります。

■プレート、ショットの考慮
エフェクトはテクニカルな要素は避けられないため、技術的なことに頭が行き過ぎる傾向にあります。そのため本来一番大事なカットの意味やプレートに対する自然さを見失うことがよくあります。プレートやショットの考慮を説明します。

■テクニカルな問題が作業の妨げになった時の考え方
特にエフェクトとはテクニカルな問題が多発します。ここで大事なのは、誰でもこのテクニカルな問題は発生しているのですが、なぜシニアアーティストは問題が無いかのように作業できるのかを説明します。

講師紹介

坂口 亮 氏

VFXスーパーバイザー/CGディレクター(Scanline VFX)

ハリウッドVFX業界でインターンから20年キャリアを積み、現在はスキャンラインVFXにてVFXスーパーバイザー及びCGディレクターを務める。

VFXスーパーバイザーとして映画、ドラマ制作のプリプロ、プロダクション、ポスプロに関わりVFXの統括、CGディレクターとしては会社の技術管理、スーパーバイザーの教育など会社のスキルアップにも貢献している。

第80回アカデミー賞科学技術賞受賞、視覚効果協会VESアワードノミネート、アカデミー会員。

開催概要

開催日時:2026年5月13日(水)18:00 ~ 21:00
講義時間:180分 ※休憩も含みます
アーカイブ配信:あり
※期間限定
※アーカイブ配信は開催後、1週間以内にご登録メールアドレスへ配信します
価格:12,000円(税抜)

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