Image Courtesy of 『GAMERA -Rebirth-』公式 on Twitter

2月13日(月)、「ガメラ」の新作アニメ『GAMERA -Rebirth-』のメインキャストおよびメインスタッフ、そして15秒のアニメ告知映像が公開された。制作は株式会社ENGI、監督は瀬下寛之氏、造形監督/光画監督は片塰満則である。


本作はNetflixで全世界に公開される全6回のアニメ作品。現在のところ、公開開始日程は公表されていない。また、登場する全6体の怪獣も、ガメラとギャオスの2体が発表されているのみで、続報が気になるところだ。

今回公開された15秒のアニメ告知映像では、燃えさかるビル街を歩く巨大なガメラが描写されている。3DCGのルックはフォトリアルでもセルアニメ調でもなく、繊細な陰影表現が目を引く絵画調となっている。

制作を担う株式会社ENGIは、株式会社KADOKAWAサミー株式会社株式会社ウルトラスーパーピクチャーズの共同出資によるアニメーション制作会社。TVアニメや遊技機用の映像などを精力的に手がけている気鋭のスタジオだ。

監督の瀬下寛之氏、造形監督/光画監督の⽚塰満則氏、プロダクションデザインの⽥中直哉氏は、2017年のアニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』でもチームを組んでおり、その経験が新たな怪獣映画の制作に活かされているのは間違いないだろう。

巨大な亀の姿をしたガメラが直立二足歩行をする画に説得力をもたせるため、美術解剖学の造詣が深い⽚塰氏が、カメのアナトミーをどう解釈してガメラへと“進化”させるのか気になるところだ。1965年から続く『ガメラ』の歴史に、瀬下監督率いる制作陣がどのような新たな表現と物語を持ち込むのか、期待して待ちたい。

CGWORLD関連情報

●『亜人』造型監督が語るデザインの説得力を高める美術解剖学

『GAMERA -Rebirth-』で造形監督/光画監督を務める片塰満則氏に、キャラクターの魅力を高める解剖学について伺った記事。
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2021年3月時点でのENGI社内の様子や同社のブランドについての考えが窺える。
https://cgworld.jp/interview/engi-202103.html