3DCGによるビジュアライゼーション事業やメタバース・バーチャル空間制作などを手がける株式会社CGworksは6月3日(月)、空間画像生成AIサービス「MyRenderer」をリリースした。ラフスケッチや写真、CGパースなどの画像をベースに、生成AIが約1分で高品質なデザイン案をレンダリングし提供するというサービス。

ブラウザ内のUIに画像のアップロード後、内観・外観のどちらかを選択し、空間の用途(ベッドルーム、ダイニングルームなどう)、インテリアスタイル(インダストリアル、モダンなど)、床材、壁材を選択し、キーワード(プロンプト)を英語表記で入力することで、デザイン案がレンダリングされる。

プランは2種類。アカウントの登録後、3回まで無料でレンダリングが可能な「体験プラン」と、レンダリング無制限で月3回まで画像ダウンロードが可能な「スタンダードプラン」(33,000円/月)が用意されている。なお、ダウンロード可能な画像サイズは長辺1,200ピクセル程度となっており、高解像度出力は検討段階とのこと。

室内のデザインスタイルは11種類用意されているほか、レンダリング画像の部分修正機能もデモとして実装されている。

  • 11種のデザインスタイル
  • 部分修正(開発チームが個別対応し、著作権等に配慮)

生成サンプル

オリジナルのトレース画像
  • 内観スタイル:カフェ
  • 内観スタイル:モダン
  • 内観スタイル:メンフィス
  • 内観スタイル:インドアグリーン

操作方法

スケッチ(内観/外観)画像のレンダリング方法
CG(内観/外観)画像のレンダリング方法
写真(内観/外観)画像のレンダリング方法
トレーススケッチ(内観/外観)画像のレンダリング方法

CGWORLD関連情報

●オートデスク、Wonder Dynamics社の吸収合併を発表 クラウドベース・AI活用のCG実写合成ソリューション「Wonder Studio」の開発元

AIソリューションによるCG制作環境の変化が期待されるニュース。
https://cgworld.jp/flashnews/202405%E2%88%92Autodesk%E2%88%92WD.html

●テキスト to 3Dの生成AI「Rodin」オープントライアル開始! ジオメトリ&マテリアル生成からデータダウンロードまで無料で試用可能

Deemos Technology社による3D生成AI「Rodin」Gen-1(0525)V0.5のパブリックベータリリース記事。
https://cgworld.jp/flashnews/202406-AI-Rodin.html