韓国Scatchsoft社は6月27日(木)、無料の3Dスケッチアプリ「Feather 1.5」をリリースした。iPadOSまたはWebアプリとして利用できる。Featherはペンと指先を使って3D空間上でペイントやスケッチが行えるアプリ。設置した3Dガイドの上からストロークを描くという工程を繰り返すことで、3Dスケッチの制作を進めていく。完成したデータはglTFやOBJ形式で3Dデータとしてエクスポートできるほか、QRコードを介してその場でAR化することもできる。
Feather 1.5 is released with whole new features including new brushes, loft, and camera animating. #feather3d #f3d #3Dsketch #3Ddrawing #3DCG pic.twitter.com/B7Eyqm86wm
— Feather 3D (@feather_3d) June 26, 2024
バージョン1.5の主なアップデート内容は以下の通り。
ワイドブラシなど4つの新しいブラシ
ワイドブラシを含む4つの新しいブラシが追加。より広い範囲をより速く、簡単に描けるようになった。また、既存のブラシについても、より正確に描けるよう改良された。
「Stable strokes」パラメータによるストロークの安定化
Stable strokesというパラメータを専用UIに搭載。この値を調整することで、ストロークの滑らかさが変化する。
3Dガイドの生成方法の追加
3Dガイドの生成方法として、直接ガイドを描くだけでなく、すでに描画済みの曲線を3Dガイドにすることが可能となった。
Z軸のミラーリング
ミラーリングがZ軸に対応。新しいインターフェイスにより、より素早く効率的にミラーリングが行える。
3Dジョイスティック
画面右下に3Dジョイスティックを備え、XYZ軸に沿ったカーブのトランスフォーム操作(移動・回転)が容易になった。
3Dガイドの不透明度調整
3Dガイドの不透明度を調整できるようになり、裏面の描画内容を確認しながらの作業が容易になった。
シーケンス機能
現在のカメラアングルを保存、編集するシーケンス機能を搭載。作成したカメラアングルのサムネイルを連続してタップしていくことで、寄り引きなど簡易的なアニメーションの再生も可能となった。
その他、全アップデート内容はこちら。
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