Sparsealは5月16日(木)、iPad用の3DCGツール「Uniform 1.0」をApp Storeにてリリースした。

2023年11月17日(金)、Xで下記のように紹介されたUniform。約半年の期間を経て、正式にリリースとなった。

アセット制作の全プロセスを処理するために設計された、アートに特化した新しい2D/3Dソフトウェアで、これまでにないモジュール式のシーンとツールシステムを特徴としています。(DeepLによる翻訳)

Uniformのツールはモジュール式となっており、複数のモジュールを組み合わせて自由にカスタマイズできる。モジュールの組み合わせ次第で、ハイポリのスカルプトに特化したツール、ローポリに最適なツール、あるいは2Dアート制作に適したツールに変化するのが特徴だ。

以下、公式Xによる機能紹介を抜粋する。まず、サーフェスのペイントではレイヤーマスクや塗りつぶし、調整レイヤー、ブレンドモードなどを利用可能だ。

レイヤースタックはマスクベースのPBRペイントをサポートする。

レンダラはCyclesを採用。ビューポート表示と最終レンダリングの両方を担っており、Uniformのオブジェクトタイプやライト、マテリアルと完全に統合されている。

テクスチャに直接スカルプトを行って、リアルタイムでノーマルマップを作成する機能も搭載。ローポリアセット制作に向いている。

UniformでモデリングからPBRテクスチャリング、ライティングまで一連のローポリゲームアセット制作のワークフローをテストした様子。モデルはgITFファイルとしてゲームエンジンにエクスポート可能だ。

ビューポートを複数用意できるのも特徴のひとつ。ビューポートごとにシェーディングを変えるなどカスタマイズも可能だ。

公式サイトには詳細なチュートリアルコンテンツも用意されている。価格は59.99ユーロ(日本円で約10,000円)。

Speasealについて

Pablo Dobarro氏Joan Fons氏からなる、3DCGツールデザイン&開発チーム。現在、iPad用3Dモデル最適化アプリ「CozyBlanket」とiPad用3DCGツール「Uniform」の開発を行っている。

CozyBlanketについて

CozyBlanketはiPadに3Dモデルを読み込み、リポトロジーやUVアンラップ、ベイクが行えるアプリ。ジェスチャーによる指示でポリゴン生成や削除といったメッシュの編集ができるなど、iPadでの作業性を考慮したツール設計となっている点が特徴。Python APIやプラグインを通じてPCベースの制作パイプラインに組み込むことも可能だ。App Storeにて販売中(無料、アプリ内課金あり)。

※掲載画像と動画は全て公式サイトおよび公式Xより引用