イギリスPixel Farm社は12月19日（木）、ノードベースの3Dマッチムーブ＆トラッキングソフトウェア「PFTrack 24.12.19」をリリースした。ヒーローショットやウィットネスカメラ、スチル画像のセットやそれらの組み合わせて3Dでシーンを再構築する「シーン再構築ツール」（scene reconstruction tools）が一新されている。

PFTrack 24.12.19で一新されたシーン再構築ツールには、ネイティブのフォトグラメトリーツールセットが含まれるほか、LiDARデータもサポートする。

「フォトサーベイ（Photo Survey）」ノードには、機械学習をベースにした特徴点マッチング（Feature matching）エンジンが搭載されており、従来バージョンよりも高速かつ高精度に進化。

「フォトクラウド（Photo Cloud）」ノードには「LiDAR品質」の結果が生成されるようになり、不要なポイントを手動で削除してポイントクラウドをクリーンアップするためのツールが追加された。

また、Match Cameraノードやポイントベースのジオメトリサポート、USDワークフローのアップデートも実装されている。

■New PFTrack version 24.12.19（公式ブログ、英語）
https://www.thepixelfarm.co.uk/post/pftrack-version-24-12-19

PFTrackについて

PFTrackはカメラやオブジェクト、ジオメトリなど、VFX制作に必要なマッチムーブ＆トラッキングツール群を備えるスタンドアロンソフトウェア。ノードベースのワークフローにより、小規模プロジェクトから膨大な3Dデータを生成する巨大なノードツリーまで、幅広いプロジェクトをサポートする。マッチムーブの精度と信頼性に重きを置き、低照度環境や素早いモーション、オクルージョンなどの厳しい条件下でも複雑なカメラの動きに対応する。

その他、ハイエンドのアナモフィックスレンズと球面レンズのどちらで撮影した映像も正確に補正するレンズディストーションツールを備えるほか、VFXワークフローを向上させるメタデータのサポート、LiDARサーベイデータのプロジェクトへの組み込み、フォトグラメトリーによる正確なカメラ配置と3Dシーンの再現などの機能を備える。

制作パイプライン内への組み込みやすいよう、Pythonスクリプトやユーザーマクロ、コマンドラインツール、共有可能なプリセットを備えるほか、USDをはじめ、各種業界標準フォーマットによるエクスポートに対応する。


プランはPersonalとEnterpriseの2種類が用意され、Personalプランは試用版として無料でダウンロードでき、アプリ内でアカウント作成とサブスクリプション手続きを行う。試用版はエクスポートに制限がある。

CGWORLD関連情報

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https://cgworld.jp/flashnews/202412-MochaPro2025.html

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https://cgworld.jp/flashnews/BorisFx-Sapphire2025.html

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https://cgworld.jp/flashnews/202409-Silhouette20245.html