南洋理工大学（シンガポール）、北京大学、Shanghai AI Laboratory、香港中文大学の研究チームは2月27日（木）、AIによる高速・高品質な3D PBRアセット生成技術「3DTopia-XL」が、IEEEとCVFが6月に開催するAIカンファレンス「CVPR 2025」で採択されたことを発表した。

3DTopia-XLの技術概要

3DTopia-XLは、DiT（Diffusion Transformer、拡散モデルにTransformerアーキテクチャを組み合わせた技術）を活用し、テキストまたは画像入力から高品質な3D PBRアセットを約5秒で生成する手法。

本手法のコアテクノロジーは「PrimX」と呼ばれる新しい3D表現。これにより3Dモデルはテクスチャ付きメッシュの形状、テクスチャ、マテリアル情報のコンパクトな多次元配列（N×Dテンソル）としてエンコードされる。


配列の各行（トークン）はボリュームプリミティブであり、そこにSDF（符号付き距離関数）やRGB値、マテリアル情報を収めることで、オブジェクトのディテールを効率よく表現する。

3DTopia-XLはオープンソースとして提供され、GitHubではソースが、HuggingFaceではデモが公開されている。

■3DTopia-XL: Scaling High-quality 3D Asset Generation via Primitive Diffusion（プロジェクトページ）
https://3dtopia.github.io/3DTopia-XL/

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