中国Deemos社は12月31日(火)、3D生成AI「Rodin Gen-1.5 V1.0」を公開した。生成トポロジーの品質向上やAIがサポートする四角ポリゴンメッシュ生成、ディテール豊かでシャープな三角ポリゴンメッシュを生成する「PROモード」、PBRテクスチャの生成などの機能を実装している。
BREAKING: Rodin Gen-1.5 is HERE!
— Deemos (@DeemosTech) December 30, 2024
With a brand new 3D representation, Rodin Gen-1.5 achieves:
- Clean Topology
- AI Quad Mesh
- Pro Mode Triangles
- Stunning PBR Textures
One small step for 3D industry, one giant leap for us!#3DModeling #AI #3D #GenerativeAI #Rodin pic.twitter.com/5AJSI6XP0y
Rodinはテキストプロンプトで画像を生成するか、画像ファイルを読み込んで3Dモデルを生成できる。Freeプランでは1枚の画像のみ対応するが、有料プランでは複数の視点の画像から特徴を読み取って3Dモデルを生成する「Multi-view」や、異なるタイプのオブジェクトを合体させる「Fusion」も利用できる。
最初の生成が終わると下記ウィンドウが表示され、ここでジオメトリの確定、マテリアルの生成と確定、エクスポートまでを行う。ジオメトリ生成時にはいくつかオプション項目が表示される。「T/A Pose」はキャラクターモデル生成時にTポーズまたはAポーズとしてモデルを生成するオプション。その他、「symmetric」、「edges」、「smooth」、「simple」、「complex」、「game-ready」、「character」のオンオフが指定できる。
その下にある「Direction」バーは、有料プラン利用時、複数の画像を用いた場合のウェイト付けに利用するもの。
「Confirm」時には、ディテール豊かでシャープなエッジの三角ポリゴンで生成する「PROモード」か、四角ポリゴンのどちらかを選択可能。このジオメトリ生成の確定で0.5クレジットを消費する。
ジオメトリ確定後、マテリアル生成に進む。マテリアル生成時のオプションとして、ディテールの複雑さを調整する「PBR Temperature」、リファレンス画像の影響度を調整する「Reference Strength」、顔面のディテールを強化する「Face Restore」の3項目を指定できる。Freeプランではマテリアルの再生成は3回まで可能で、マテリアルの確定時にはクレジットは消費しない。
最後にデータのエクスポート設定に進む。ジオメトリはベースモデルだけでなくLODを含めることができ、有料プランではさらにハイポリモデルもダウンロードできる。モデルのサイズはcmで指定することもできる。
ファイル形式はOBJ、FBX、GLB、USDZ、STLの5種に対応するが、LODを含める場合はFBXのみとなる。
マテリアルはShadedに加えてPBRも選択可能で、サイズは2K(4KはBusinessプランが必要)。データはZIPファイルでダウンロードでき、クレジットは消費しない。「Publish」ボタンからはSketchfabに直接データをアップロードできる。
サブスクリプションプラン
プランはFree、Education、Creator、Business、Enterpriseの5種類が用意されている。Freeプランはテキストプロンプトから生成した画像または画像ファイルからアバター生成、10個の非公開モデル(Rodinで生成したモデルはPrivateを選択しない限り公開されるため)、個人利用を前提にしたアバターのエクスポートに対応。1生成クレジットにつき1.5ドルが必要となる。
Creatorプランは7日間のトライアル期間を経て月24ドル(年払いの場合)でサブスクリプション可能。生成クレジットはFreeプランから47%割引となるほか、非公開モデルの生成は無制限となる。また、Rodinの生成については、複数画像からの3Dモデル生成、テクスチャのリファレンスに別途画像を利用、「More Poly - Count」オプション、ジオメトリの再生成20回、マテリアルの再生成6回が、それぞれ利用可能となる。
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