3Dキャラクター制作ソフトウェア「VRoid Studio」を提供するピクシブ株式会社は、メタバースプラットフォーム「VIVERSE」を運営するHTC Corporationとの事業提携を発表した。
詳細はこちら

■概要

世界的なHMD(ヘッドマウントディスプレイ)企業であるHTCが開発したメタバースプラットフォーム「VIVERSE」は、VRデバイス不要でWebブラウザで起動するため、PC、スマートフォン、タブレットから簡単にアクセスできることが特徴である。

今回の連携により、VRoid Studioで制作したモデルをVIVERSEで利用できるようになる。

今後は、VIVERSEに適したアバターやアクセサリーの最適化処理をはじめ、より個性的かつ自由に遊べるアバターの新しい活用方法を、二社共同で開発していく。

ピクシブは「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」という企業ミッションを実現できるよう、引き続きVRoidプロジェクトを展開していくという。

<両社からのコメント>
ピクシブ 代表取締役 國枝信吾より
「VIVERSEとの取り組みを通じて、VRoidのアバターを持ち込める連携サービスが増えることは、VRoidを利用してくださっているユーザーの方々にとって非常に良いニュースだと考えています。VRoid Studioは全体の90%が海外ユーザーで、多種多様な国々の方にご利用いただいています。世界中のユーザーが3Dアバターを通じたコミュニケーションを楽しめる世界を、VIVERSEとともに実現できるよう、今後も努めてまいります」

VIVERSE ゼネラルマネージャーJoseph CW Lin氏より
「アバターはメタバースでは欠かせない重要な要素です。アバターはもはやユーザーそのものの分身であるため、他のユーザーへ『自分』が誰かを素早く伝えることができます。今回のピクシブさんとの提携によってVIVERSEプラットフォームのキャラクター数が大幅に増えますので、ユーザーが求める漫画のスタイルにお応えすることができます。 VIVERSEは今後もさらにバラエティ豊かなキャラクターやアクセサリーを追加します。現実世界と仮想世界から訪れるアバターによってまるで『スタートレック』のようなメタバースの世界が実現されます」