株式会社JPCは、世界最高峰の高性能3DレーザースキャナーRTC360(Leica Geosystems製)を本年度6月に導入し、浄土宗総本山 知恩院 三門の3DCG化を実現。RTC360とフォトグラメトリーを掛け合わせ、速く質の高い大型建築物の3DCGモデルの作成を可能とした。
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■RTC360×フォトグラメトリーによる大規模建造物の3DCG化
同社では、直径270m×高さ135mの大空間をRTC360の高速スキャニングにより、3次元点群データをわずか1分40秒で生成するため、CADデータを必要としない。また、生成された点群データをフォトグラメトリーに反映することで、セミオートで大型建築物の3DCGモデルを作成するため、コスト・工数の大幅な削減を実現している。つまり、被写体さえあれば、実物と遜色ないハイクオリティな3DCGモデルをわずか数日で作成することが可能である。
同社は2022年7月から正式にサービス展開を開始し、この世界最高峰の3DCGレーザースキャナーRTC360とフォトグラメトリーを用い、神社仏閣のみならず、工場や博物館などの大規模建造物の3DCG化・デジタルアーカイブ化を既に受注。VRツアーや今後のメタバース化に対応することで、企業や官公庁、神社仏閣等から、大きな反響を呼んでいる。
■高性能カメラ×フォトグラメトリーによる小型文化財の3DCG化
株式会社JPCでは、小型の文化財や、美術工芸品においても3DCG化、デジタルアーカイブ化を推進。知恩院 三門じみた建造物だけでなく、浄土宗総本山 知恩院が保有する法然上人像、亀岡市文化資料館所蔵の鯱像の3DCG化・デジタルアーカイブ化にも成功している。
これらの比較的小型の文化財には、SONYの高精細かつ高解像度のフルサイズカメラを使用しており、より精緻な3DCGモデルの作成を実現している。物質の表面の質感や細かな柄まで忠実に再現することができるため、美術品や工芸品等の3DCG化には、スキャナー以上に高い再現性が発揮される。
また、一度3DCGを制作すれば、いつでもスマホやタブレット、PC上で製品をPRすることができるため、文化財の保護、閲覧だけでなく、企業マーケティングにも高い効果を発揮することが可能である。
神社・寺院・城・仏像等の3DCG・VR化サービスに関する詳細は以下URLを参照
www.cg-makers.jp/service/photogrammetrylocation.html