キャラクター造形における「柔らかさ」とは何を意味するのか――。
本講座では、物理的な硬軟ではなく、生命感や人を惹きつける造形表現としての“やわらかさ”をテーマに、コンセプトアーティスト/デジタルスカルプターのEntei Ryu氏が自身の作品をもとにそのアプローチを解説します。
前半では作品解説を交えながら、「やわらかさ」を成立させる造形の考え方や観察・線意識・リズムといった要素を掘り下げます。
後半ではスカルプト作業の映像を用いて、実際の制作プロセスを視覚的に理解できるデモンストレーションを行います。
本講座は、過去に開催された人気セミナーの再配信です。
造形における表現力を高めたい方、生命感あるキャラクターを追求する方は必見です。
講座の内容
造形の「柔らかさ」を表現するために、まず「柔らかさ」とは何を意味するのかを明らかにし、より自然でより命を感じさせ人を惹きつける魅力的なキャラクターを創作するアプローチと私の個人作品の解説をしながら制作プロセスをご紹介します。
後半では実際にスカルプトしている動画を見ながら具体的にどのようにアプローチしているかを解説します。
※本講座は過去に開催された講座の再配信となります


カリキュラム
■アプローチと作例解説
決して、物理的な硬軟という狭義の「柔らかさ」ではなく、この章では、造形のコンテクストにおける「柔らかさ」とは一体何を意味するのかを明らかにします。どのような造形を柔らかいと呼べますか。工程重視のモデリング作業以外の新しい視点を探ります、より自由に手を振り、命を感じさせて、人を惹きつけるようなキャラクターを創ります。そして、芸術と彫刻の道において、日々の観察蓄積と練習から、線意識とスケッチの応用まで、造形中のシェイプ、レイヤー、リズムなどの認識など、自らを精進ためのアプローチを説明します。
さらに例としていくつかの個人作品の解説を挟みます。デザインスケッチやレファレンス収集、スカルプト、加筆など制作プロセスを含みます。特に彫刻の部分を中心にご紹介します、これらの手法が実際の制作にどのように適用されているかを詳細に解説します。造形に関する知識を深ませ、ご自身の練習や仕事に活れればと思います。
■動画の作例
彫刻という物は、彫る人の微細な思考や操作のすべてが凝縮されたものと言えるでしょう、目で直接見るほど直感的な理論はありません。最後に、個人作品の制作動画を解説付きで公開します、実践的なデモンストレーションで具体の技術が実際のシーンにどのように適用されるかを観察することができます。
講師について

Entei Ryu 氏
コンセプトアーティスト、デジタル造形作家。東京大学で建築を専攻し、卒業後はゲーム・映画のコンセプトアートを中心に活動。彫刻、イラストレーション、ファッションデザインにも携わっている。原型師としてオリジナル作品も作り続けている。
X(Twitter)/Instagram/Artstaion:Entei Ryu
開催概要
開催日時:2025年11月12日(水)19:00 ~ 22:00
講義時間:180分
アーカイブ配信:あり
※期間限定
※アーカイブ配信は開催後、1週間以内にご登録メールアドレスへ配信します
価格:10,000円(税抜)