映画『野生の島のロズ(The Wild Robot)』の制作において、最初期からリードライターとして携わったライティング/コンポジティングアーティスト・小林烈氏による特別オンライン講座を開催します。
本講座では、監督やプロダクションデザイナーとのミーティングを通して共有された世界観やビジョンを、どのようにライティング表現へと落とし込んでいったのか、その過程で直面した課題やチームの挑戦を、実例を交えながら紹介します。
制作過程で使用したツールやワークフローにも触れながら、リードアーティストとしてチームを導く視点や、技術とアートを融合させるための考え方を学ぶことができる貴重な機会です。
具体的な作り方の解説ではなく、「ツールをどう活かし、課題をどう乗り越えるか」という発想のヒントを得られる内容となっています。

カリキュラム
■Lighting/compositing Artist とは
Lighting/Compositing Artist の役割を、テクニカルとアーティスティックの両側面から説明します。さらに、リードアーティストとしての役割についても触れ、チームを導く立場からの視点を説明します。
■初期ミーティングでのビジョンと要望の紹介
■ライティングチームの勉強と課題整理
全体ミーティング後にライティングチームで学習を行い、課題を確認し、必要な要素と取り組むべき内容を明確化する。
■ツールと技術開発
直面した課題を解決するために独自のツールを開発し、それによって新たに可能になった機能や表現を紹介。
■Lighting/compositingのデザイン
最後に完成ショットを用いながら、実際にライティングを行う際の考え方を軽く解説
■Q&A
講師について

小林 烈 氏
Lead lighter
もともと日本で美容師として活動、2003年にCGアーティストになるために渡米、大学を卒業し、様々な会社で経験 CG superviserとして Hangergame mocking J part 1 and 2, ANOMALISA(stopmotion animation)など そののち、ブリザードのシネマティックに参加しそして現在ドリームワークスのリードライターとして活動。
参加作品 croods2, Bossbaby2, puss in boots, Trolls3,The WildRobot, The Badguys2など