ライティング・コンポジットスペシャリストの佐藤智之氏によるオンライン講座『教科書に載ってないライティング~シネマティックな絵づくりについて~』が、7月9日(水)に開催されます。

本講座では、ライティングとコンポジットの理論と実践を、様々な要素に分解し解説していきます。

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講座内容

本講演では、ゲームシネマティクスや映画などのフルCG映像作品におけるライティング、コンポジットの後工程に焦点を当て、シネマティックな映像制作のノウハウをご紹介します。

特定のプロジェクトやツールに依存しない包括的な内容で、講義終了後すぐに実践できる具体的なテクニックをお届けします。

カリキュラム

【第1章】シネマティックなライティングとは?

既存の映画、ゲーム、アニメ等の事例を紹介しながら、シネマティックなライティングについてご紹介いたします。

【第2章】ワークフロー

ライティングは一人で多くのショットを扱う為、ワークフローがクオリティや生産性に直結します。初期のルック開発にはじまり、マスターショットとショットの考え方、ライティングとコンプを一人で行う場合の回し方なども経験談と共にご紹介致します。

【第3章】ライティングの手法

ライティングの手法を詳しく解説致します。

・プロが現場で使う主なライトと使用方法

・HDRIとの向き合い方

・FX(光源)の照り返しについての手法

・フィルライトだけではない、遮蔽(blocking)の考え方

・レンダリングレイヤー分け、render setupの組み方

・必要なAOV、不必要なAOV の考え方

・これだけ抑えればOK、アーティスト向けカラーマネジメント

【第4章】コンポジットの手法

フルCGにおけるコンポジットの考え方や手法について解説致します。

・レンダリングレイヤーの読み込みとAOVの組み方

・ここだけは押さえたい、合成の仕方と実践

・FXチームとLTチームの協業の重要性

・FX要素のコンプについて

→色調整、2Dレイヤー、3Dの切り分け方、「glow」の扱い方 など

・マストであるdeep compの手法解説

・DOFの高品質かつ効率の良いかけかた

・2DのMotionBlurのかけかた

・プリグレーディングについて

・ポスト処理(グロー、グレイン、ハレーション、色収差、ビネット)のかけかた

【第5章】実践、ショットワーク ゲームエンジン×コンポジット

最後にゲームエンジンで出力したイメージ、素材を合成してショットに仕上げる作例についてご紹介致します。

・UEでの作業

・UEから出力する方法

・Nukeへの読み込み、コンポジット

講師の紹介

佐藤智之 氏

明治大学理工学部情報科学科を卒業後、CGジェネラリストとしてキャリアをスタート。その後ライティングとコンポジットのスペシャリストを志し、フルCG映画やテレビアニメシリーズ制作に従事。スクウェア・エニックス ImageStudio 部(旧Visual Works)およびCygamesシネマティクス室にて Lead Lighting & Compositing Artist/CG Director of Photography として多数のプロジェクトに参画。プレイングマネージャーとして現場で手を動かし続ける一方、チームの技術力向上にも注力。現在は次なるチャレンジに向け、充電中。

開催日時

2025年7月9日(水)19:00 ~ 21:00

講義時間

120分

アーカイブ配信

あり

受講価格

7,000円(税抜)

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