[PR]

ゲームグラフィックスに特化したCGプロダクションとして2010年に設立されたBlack Beard Design Studio Inc.(以下、BBDS)。設立10周年を迎え、スタッフ数は80名弱まで増加、さらに新卒・キャリアの両方を募集中の同社で今後の展望を聞いた。

TEXT_尾形美幸 / Miyuki Ogata(CGWORLD)
PHOTO_弘田 充 / Mitsuru Hirota

やり方を模索し、提案を続け、スタッフも会社も成長し続ける

Black Beard(黒髭)とは、18世紀前半にカリブ海を騒がせたEdward Teachの渾名だ。いわゆる「カリブの海賊」のモデルと言われれば、ピンとくる人が多いだろう。

  • 「BBDSはCGプロダクションとしては新参者でしたが、やるからには、海賊のような勢いで、ゲームグラフィックスのクオリティで日本一を目指そうと思いました。それが達成できたら、世界一のグラフィックスとゲームをつくる会社になるという無謀なチャレンジもしていきたいと考えています」と、代表取締役の岸 孝侍氏は社名の由来を解説した。

  • 岸 孝侍氏(代表取締役/アートディレクター)


岸氏に賛同し2012年に入社した石橋 崇氏は、クリエイティブディビジョンのゼネラルマネージャーとして、受託案件に携わる60名弱のデザイナーを統括している。


  • 石橋 崇氏(クリエイティブディビジョン・ゼネラルマネージャー)
  • 「働き方の面でも、環境の面でも、"海賊船" のような自由さがある会社です。クライアントに対し誠意ある対応をする、愚直にクオリティと向き合う、といった仕事の根幹を疎かにしなければ、各々のやりやすいスタイルを実践して構わないと伝えています。実践した結果、ちがうなと思ったら軌道修正すればいい。そうやって模索してもらう方が、規則で縛り付けるよりも成長できると感じています」(石橋氏)。


  • そんな同社のグラフィックスはクライアント各社に評価され、複数の有名タイトルを手がけるにいたった。ただし、デザイナーの仕事は画づくりだけではないと2Dリードデザイナーの安藤なつき氏は語る。「こういうやり方はどうですか? といった提案も私たちの仕事だと思っています」(安藤氏)。

  • 安藤なつき氏(クリエイティブディビジョン・2Dリードデザイナー)


積極的な提案を続けた結果、開発の初期段階から相談される機会が増えたと岸氏は続ける。「成長することは楽な道のりではありません。それでも、未来を信じ、共に荒波を乗り越えてくれる猛者からの応募を期待しています」(岸氏)。

BBDS制作実績一例

▲『ニンジャラ』
© GungHo Online Entertainment, Inc.
Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
(デザイン・背景モデル・アニメーションの制作協力)


▲『パズドラGOLD』
© GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.
© ガンホー・オンライン・エンターテイメント/パズドラプロジェクト2019・テレビ東京
Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。
(リーダーモンスターのアートディレクション・リーダーモンスターモデル・アニメーション制作協力)

オリジナルタイトル第1弾『N.E.O』

スマホ&PC用ゲーム『N.E.O』はBBDSのオリジナルタイトル第1弾で、2019年秋にリリースされた。BBDSの主力事業はゲームグラフィックスの受託制作だが、本作のような自社発進のゲーム開発にも取り組むことで、スタッフと会社の成長を促している。BBDSらしい、こだわりのグラフィックスが目を引く。本作のメイキング記事を掲載した、本誌266号の第2特集も合わせてご覧いただきたい。現在は新たに、ミドルユーザー層に向けたオリジナルタイトル第2弾を鋭意開発中だ。

▲作中ムービー


▲バトル画面


▲作中に登場する動物メカのメイキング画像(ZBrushとMayaで作成した3Dモデル、およびColor、Ambient Occlusion、Normalなどの各成分を、Unreal Engine 4上で調整している)

STAFF's Voice

・制作に注力できる環境を整備し、意見が飛び交う雰囲気をつくる


  • 根本まふゆ氏(プロデュースディビジョン・ゼネラルマネージャー/ゲーム会社勤務(約3年)を経て2015年に入社)
  • プロデュースディビジョン ゼネラルマネージャーの根本まふゆ氏は、5人のプロジェクトマネージャー(以下、PM)と共に、受託案件の全プロジェクトの予算とスケジュールを管理しつつ、営業も担当している。「本ディビジョンは社内外に向けて情報の受発信を行うので、様々な情報が集まります。それを踏まえ、デザイナーが制作に注力できる環境の整備を心がけています。私やPMの姿勢が後ろ向きだと、それが各所に伝染するので、意見が飛び交う、活気のある雰囲気づくりも大切にしています」(根本氏)。


・派遣社員として10社前後で働きBBDSがピカイチだった

  • 丸田康平氏は、クリエイティブディビジョンの背景リードデザイナーとして、受託案件の背景制作を管理している。「20歳のときに専門学校を卒業し、派遣社員として10社前後でお世話になりました。その中で、BBDSの格好良さはピカイチだったので、約3年の派遣期間を経て入社しました。良いものをつくるためなら手段を問わない社風なので、会社員はこうあるべき、という先入観が一掃されました。3D制作を学んだのはBBDSに来てからなので、私にとっては会社自体が師匠のような存在です」(丸田氏)。

  • 丸田康平氏(クリエイティブディビジョン・背景リードデザイナー/約10社での派遣社員勤務を経て2013年に入社)


▲丸田氏のデスク。オリジナルタイトルだけでなく、受託案件においても、コンセプトアートやレベルデザインまで任せてもらえる機会が増えているそうだ


・転職で環境が一転し少人数でのプロジェクトを采配

  • エンターテイメントディビジョン リードプランナーの角谷圭之は、ゲーム開発者としてのキャリアは今年で16年目、BBDSには2018年に入社した。「現在は、オリジナルタイトル第2弾の開発に注力しています。前職では大人数のプロジェクトに参加するケースが多かったので、基本的に担当箇所は固定されていました。今は少人数で高いクオリティを実現しようとしているので、担当箇所も考えることも多く、作業のベクトルもちがうので、勉強になっていますし、成長しているとも思います」(角谷氏)。

  • 角谷圭之氏(エンターテイメントディビジョン・リードプランナー/セガ勤務(約13年)を経て2018年に入社)


▲『N.E.O』のプレイ画面。本作の開発開始から約1年が経過した頃に角谷氏が入社し、ゲームデザイン面でのテコ入れが図られた


▲会社の休息室。壁際にはBBDSが制作協力したゲームが並んでいる

■求人情報

  • ■会社情報
    株式会社Black Beard Design Studio
    設立日:2010年6月
    所在地:〒169-0072 東京都新宿区大久保1-3-21 新宿TXビル1F
    TEL:03-6228-0941
    URL:www.kurohige.jp

■募集職種
●クリエイティブディビジョン

2Dデザイナー
3Dキャラクターデザイナー
3D背景デザイナー
3Dモーションデザイナー
エフェクトデザイナー(ゲーム)

●エンターテイメントディビジョン
プランナー
プログラマー(クライアント)
アートディレクター

学歴、性別、年齢、国籍不問
※外国籍の方は日本語で円滑なコミュニケーション・読み書きが可能な方

MORE INFO.
cgworld.jp/jobs/30060.html