日本最大のコンピュータエンターテインメント開発者向けカンファレンス「コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス 2016」(CEDEC 2016)において開催される「CEDEC AWARDS」の2016年の特別賞および著述賞が決定された。「CEDEC AWARDS」は、コンピュータエンターテインメント開発の進歩へ顕著な功績のあった技術にフォーカスし、技術面から開発者の功績を称えるもの。
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■「CEDEC AWARDS」について
コンピュータエンターテインメント開発全般に貢献した人物を表彰する「特別賞」は、ビデオゲームの黎明期に『川中島の合戦』を生み出し現在も続く『信長の野望』、『三國志』シリーズなどにより、ゲームの世界に歴史シミュレーションを根付かせた、襟川陽一氏(コーエーテクモホールディングス代表取締役社長)に決定した。同氏は、「シブサワ・コウ」の名前で、ゲームプロデューサーとして今もなお歴史を題材にしたゲームを中心に制作を続ける一方、経営者としてゲーム業界とゲーム学術の発展にも尽力している。
また、著述賞は、コンピュータ・グラフィック(CG)技術を基本から応用まで幅広く取り扱うボーンデジタル発行の専門雑誌CGWORLD編集部に決定した。CGWORLDは、実際の制作現場でのアーティスト、エンジニアへのインタビューシリーズ等多彩な視点による記事で構成され、雑誌メディアとしてプロに限らず幅広い読者へ向けて最新のCG技術を認知・普及させることに、長きに渡り貢献していることが、授賞理由となった。
「CEDEC AWARDS」優秀賞は、いずれも斬新な技術でコンピュータエンターテインメントに新風を吹き込んだ功績を評するもの。昨年のCEDEC受講者アンケートで高評価を得た講演者と、「CEDEC 2016」のセッションを選定するプログラムワーキンググループの各分野のプロデューサーとで組織する「CEDEC AWARDS 2016ノミネーション委員会」が、「エンジニアリング」、「ビジュアル・アーツ」、「ゲームデザイン」、「サウンド」の4部門で計22のグループまたは個人を「優秀賞授賞者」(最優秀賞ノミネート)に選考した。これら各部門の優秀賞の中から、「CEDEC 2016」受講者、講演者およびCEDEC運営委員会の投票により、栄えある各部門の最優秀賞授賞者各1組を決定し、「CEDEC 2016」会期2日目の8月25日(木)17時50分より、「CEDEC 2016」会場内で発表・授賞式を行う。
優秀賞授賞者(最優秀賞授賞ノミネート)の詳細および「CEDEC AWARDS」の実施概要は、CEDEC 2016公式サイトにて。
■「CEDEC AWARDS 2016」特別賞・著述賞
特別賞
受賞者:襟川陽一氏(コーエーテクモホールディングス代表取締役社長)
授賞理由:ビデオゲームの黎明期に『川中島の合戦』を生み出し、現在も続く『信長の野望』、『三國志』シリーズなどにより歴史シミュレーションを根付かせた。ゲームプロデューサー「シブサワ・コウ」として今もなお歴史を題材にしたゲームを中心に制作を続ける一方、経営者としてゲーム業界とゲーム学術の発展にも尽力している。
CGWORLD編集部(発行:ボーンデジタル)
授賞理由:CGWORLDは、コンピュータ・グラフィック(CG)技術を基本から応用まで広く取り扱い、実際の制作現場でのアーティスト、エンジニアへのインタビューシリーズ等多彩な視点による記事で構成され、雑誌メディアとしてプロに限らず幅広い読者へ向けて最新のCG技術を認知、普及させることに、長きに渡り貢献している。