WOWの最新映像作品を発表する展示会「WOW Short Film Festival」が2021年7月2日(金)~7月4日(日)まで、カフェギャラリーJINNAN HOUSEにて開催される。同展示会は、新作『輪郭 -contour-』、『POEM』の今夏本公開に先駆けたプレミア上映の場となる。
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■開催概要

『WOW Short Film Festival』
会期:2021年7月2日(金)~7月4日(日)
時間:11:30~20:00 ※最終日は19:00まで
会場:JINNAN HOUSE 内 HAUS STUDIO
住所:渋谷区神南1-2-5
入場料:無料 ※JINNAN HOUSE内SAKUU茶空にて1オーダーが必要。支払いは、クレジットカード、交通系ICのみとなる
会場施工・機材協力:PRISM

■新作映像作品『輪郭 -contour-』、『POEM』

『輪郭 -contour-』
薄暗い荒野、疲れた体を引きずるように同じ場所を歩き続ける男。残像のように複製される男の分身が宙を浮遊し、巨大な集塊となり男の頭上を覆う。地上では、男の歩みを邪魔するかのように触手がまとわりつく。やがて男は地面に倒れ込み、精神世界へ沈んでいくー。
常に情報に晒され、複雑な人間関係と共に生きる現代人。自己認識による自身の輪郭・境界線は揺らぎ、変異し、溶けていく。その繰り返しを生きる人間を、異質な鮮やかさで描いた映像作品。最新の撮影技術ボリュメトリクスを採用し、ロンドンのディメンションスタジオで撮影、音楽はマックスクーパーが手掛けた。Best of Stash, Telly Award金賞を受賞した北畠遼・佐々木拓磨ユニットの最新オリジナル映像作品。
Staff
Direction & Visual Design:Ryo Kitabatake / Takuma Sasaki
Colorist:Masahiro Ishiyama
Volumetric Capture:Dimension Studio
Executive Producer:Hiroshi Takahashi
Producer:Ko Yamamoto
Assistant Producer:Ken Ishii
Music and Sound Design:Max Cooper
Mastering:Chris McCormack
Publisher:Manners McDade Music Publishing

『POEM』
縄文土器を肉眼で見た時、独特な突起や文様から、風景、自然現象、生物の姿や動き、そして音や感触を思い描いた。さまざまな情報の断片が混在しているその様相は、縄文人の詩のようにも思える。それらは、縄文人が生きるために食した生命に関するものではないか、つまり、命をもらった生き物に対して祈りや畏れを感じ、そのエネルギーが縄文土器のグロテスクで美しい造形を生み出したのではないかー。本作は、これらの想像をもとに企画・制作した。
Staff
Planner / Creative Director:Takuma Nakazi
Director / Designer:Hiroshi Takagishi
Designer:Itsuki Maeshiro, Ryoichi Kuboike
Music:Marihiko Hara
Executive Producer:Hiroshi Takahashi
Producer:Yasuaki Matsui