エンターテインメント業界を中心に、自動車、映像、建築など、さまざまな業界向けにデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開するシリコンスタジオ株式会社は、機械学習向け3DCG画像の受託案件において、同社制作の画像データが教師データとして実写と同等以上に有益であることを、製造企業A社(社名非公開)のPoC(Proof of Concept、概念実証)における評価結果で明らかにされたことを発表した。
詳細はこちら

■概要

A社では、製造現場で必要な部品の画像検出を目的とした機械学習の教師データとして、3DCG画像の有用性を検証するPoCを実施した。同社はA社より受託し、約1,000点のラベルデータを付与した部品の3DCG画像データを制作、納品。A社では、YOLO(※)を用いた評価を実施し、その結果、同社が提供した3DCG画像が機械学習の教師データとして実画像と同等か、それ以上に有益であると判断された。A社に限らず、これまで画像検出を目的とした機械学習では教師データとして実写の画像を大量に揃えなければならなかったものの、今回の検証で3DCGが実写と同等以上の有益性が実際に確認されたことにより、今後は3DCGへの置き換えが促進され、大幅なコスト削減と業務効率の向上が期待される。
※YOLO:リアルタイム物体検出アルゴリズム。v2、v3-spp、V4で検証

評価内容の詳細はこちら