2019年2月16日(土)に開催されたLive2Dデザイナー向けイベント「Live2D Designer's Day」にて初披露されたオリジナルショートアニメーション『Beyond Creation』の本編映像が、同日18時にYouTubeにて公開された。企画・制作はLive2D社所属のデザイナーチームLive2D Creative Studioが担当した。
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■Live2D Creative Studioのコメント
『Beyond Creation』について
Live2Dとはイラストにアニメーションを付ける技術です。アニメーションを付けるイラストの絵柄やタッチの制限がないことを強みに、これまでゲームやアプリ、またはそのプロモーション映像用途で採用されてきました。最近ではデジタルサイネージやバーチャルYouTuberなど、より多用途に活用され、皆様の目に触れる機会を増やすことができている状況です。
そして今回、Live2D技術を活用する新たな用途の提案として、本編のほぼすべてにLive2Dを使用した約4分間のオリジナルのアニメーション作品を制作しました。この作品は、昨年春に発表したアニプレックス社と共同しての「Live2Dによる長編アニメーション映画制作」に向けた第一歩目のプロジェクトとして、Live2D社のデザイナーチーム「Live2D Creative Studio」が総力を挙げて手がけています。ご覧いただいた皆様の作品に対するご意見やご感想、お待ちしております。
また今後、本作がどのような作業工程をもって制作されたのか、制作の裏側などもまた別の機会にてご紹介を行う予定です。詳細が決まり次第、追って各種WebサイトやSNSにて情報発信いたしますので、こちらについては今しばらくお待ちください。
さて、ここからは作品に込めた想いなどを解説させていただきます。 もし事前知識なく映像を見たい場合は、一旦ここで文章を読み止めて先に本編を見ることをお勧めします。この作品は、「描きたい通りに描き、動かしたい通りに動かす」というLive2Dのコンセプトをストレートに映像化することを目的としています。クリエイターとLive2Dの関係性を、絵描きの少年「ルイ」と謎の少女「イプシロン」としてキャラクター化し、二人が邂逅(かいこう)することで、創作活動の世界がさらに広がることを示しました。
『Beyond Creation』というタイトルは、クリエイターが作り出した絵という完成した一つの作品を、Live2Dでさらにその創造を超えた表現に昇華していきたいという理想に由来しています。キャラクターボイスは「ルイ」を藤原 夏海さまに、「イプシロン」は戸松 遥さまに担当していただきました。背景美術や楽曲制作にも名のあるスタジオ様に参加していただきましたので、そういった作品を彩る様々な部分にもぜひご注目ください。
ここまで長々とした文章にお付き合いいただきましたこと、そしてこの作品をご覧いただきましたこと、重ねてお礼申し上げます。Live2D Creative Studio ではこれからもみなさまに楽しんでいただけるコンテンツや作品をお届けしていきますので、ご期待ください。