ビジュアル・コミュニケーション事業を展開するアマナは、ソーシャル・ネットワーキング・サービス「GREE」を運営するグリーと共同し、2015年7月1日(水)より、イラストをはじめとするゲームアセットの販売を開始した。
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■ 眠っているゲームイラストなどのアセットを有効活用、開発会社に新たなソリューションを
ソーシャルゲーム市場の拡大と成熟に伴って、イラストやエフェクト、音源をはじめとしたゲームアセットを制作する業界の規模も広がりを見せている。その中で、何らかの事情でサービス提供を終了したり、途中で開発を中止したソーシャルゲームも多くなり、そこに含まれている高品質なアセットが、そのままゲーム開発会社のデータフォルダ内で眠ってしまっている状況が生まれている。そこで、ソーシャルゲームのプラットフォームを運営し、ゲームの開発、運用のノウハウを持つグリーと、日本最大級のストック素材販売サイト「amanaimages.com」を運営するアマナが協業して両社の強みを活かし、こうしたゲームアセットに再び光を当てる新たなサービスをスタートすることとなった。これにより、ゲーム開発会社は、ゲームの企画にマッチした高品質のイラスト等のアセットをスピーディーに取り揃えることができる一方で、眠っているアセットのデータを販売して収益を得ることも可能になる。
アマナでは、世界初のアニメ本編で使用された3Dデータを販売する「シドニア堂」の運営など、従来のストックフォトに止まらない、多様なコンテンツの販売に取り組んできたが、同サービスにおいて、そうしたノウハウを活用し、ゲームに使用されるコンテンツに特化した、新たなストック素材販売にチャレンジしていく。なお、年内にはオンラインでの販売を開始する予定で、さらには日本の高品質なゲーム用素材を海外に販売することも計画している。
■ ゲームイラストやキャラクターを活かした新たなマーケティング展開へ
コンビニエンスストアで販売されている飲料水や食料品とソーシャルゲームが連動したキャンペーンを展開したり、電化製品などのキャラクターとしてソーシャルゲームのイラストが用いられ認知度向上に貢献するなど、ゲームイラストは今や、生活の中で身近なものとなっている。また、平成24年度(2012年度)の新学習指導要領で、中学校の「技術・家庭」において「プログラムと計測・制御」が必修科目となり、昨今では幼児や小学校低学年からのプログラミング教育の試みも盛んになっている。このような流れの中で、今回の協業による新たなサービスは、ゲーム開発へ参入したいと考える企業や個人が、ゲームアセットを手軽に揃えたり、ゲームキャラクターを企業のプロモーションに活用するなどマーケティング展開の活動にもつなげていくという。
■ 関連 URL
・サービス概要
https://game.amanaimages.com
・グリー株式会社
http://corp.gree.net/jp/ja
・株式会社アマナ
http://amana.co.jp