ピクセラは、360度パノラマ体験アプリ「パノミル」に、360度ライブ映像内に浮かぶ巨大な仮想スクリーンでサブカメラの映像をマルチビュー視聴する「MagicVision」(特許出願中)などの新機能をリリースした。さらに、収録済みのコンテンツを配信するVOD(ビデオオンデマンド)配信にくわえ、ライブストリーミング配信にも対応した。
詳細はこちら。
■新感覚マルチビュー「MagicVision」
「MagicVision」は、メインとなる360度パノラマ映像の中に、巨大な仮想サブスクリーンを複数個表示し、サブカメラが撮影する様々なアングルからの映像を同時に再生し、マルチビュー視聴を実現する機能。スポーツの試合などで、まるでスタジアムにいるかのような臨場感を360度パノラマ映像で体験しながら、ゴール付近やベンチなどの様々なアングルの映像を、スタジアムに浮かぶサブスクリーンで同時に見ることができる。
■アップデート内容
「MagicVision」以外にも、これまでの実証実験で得られた全ての成果が「パノミル」に正式搭載された。
一般通信回線を介したVRライブストリーミングに対応
これまでの実証実験では、実験専用に作られたアプリと、閉じたネットワークをもちいた局所的なライブ配信にとどまっていたが、今回のリリースで一般的なインターネット回線と、公開版のアプリによるライブストリーミング視聴が可能になった。
4K/HEVC映像に対応
これまでの「パノミル」では、映像の解像度は最高でも2Kだったが、今回のリリースで撮影、配信とも4K映像を取り扱う事が可能になった。また映像圧縮方式については、これまでH.264のみのサポートだったが、新たにHEVCに対応し、高画質ながら通信帯域を抑えたストリーミング配信が可能となった。
3D立体視動画に対応
2016年の実証実験にて取り組んだ「ステレオスコピック3D撮影」を、「パノミル」に正式搭載。今回のリリースで、パノラマ映像の立体視が可能になった。