キャドセンターは、日本の主要港湾部の3Dデータを順次リリース予定だ。同社は、海上自衛隊への導入を始め、数多くの操船や港湾での管制業務訓練を行うためのシミュレータ開発を手がけてきた。今後、5GやIoTの時代に向けて、サービスの高度化・多様化が進み、シミュレータ教育やVRコンテンツ、プレゼンテーションが拡がっていくことを見据え、様々な業界業種で使えるよう日本各地の主要港湾部を再現した3Dデータ(海図による海底データ含む)を新たに「REAL 3DMAP ベイエリア」として整備し、順次リリースしていく。
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■さまざまなデータ形式、カスタマイズに対応

キャドセンターが提供するシミュレータ用の港湾データとしての使用のほか、VRなどのリアルタイム系や各種シミュレーションコンテンツで利用できる。3ds MaxMayaなどの形式での提供にも対応し、要望に応じた港湾区域もカスタマイズして制作可能だ。

想定利用シーン
・水上モビリティの操船シミュレータや操船コンテンツ
・津波、高潮や台風等の災害被害シミュレーション
・海洋土木計画のシミュレーション
・港湾の設計や整備計画、景観検討
・BIM/CIMへの組み込み
・船舶のルート検討や⽔上交通ネットワーク計画
・港や海を舞台にしたゲーム制作やエンターテインメント計画検討
・各種プレゼンテーション
各港湾の海図を全面的に更新するほか、景観は夜間(使用ソフトによっては夜間に対応できない場合もあり)にも対応し、現地調査による最新の現状を反映して作成する。

■現在リリース予定しているベイエリア

2019年8月:東京港
2019年9月:川崎港・横浜港・横須賀港
2019年内:名古屋港・大阪港・神戸港
他ベイエリアについては、2020年以降リリース予定