株式会社A.L.I. Technologies(以下、A.L.I.)は、コンピューターグラフィックスの展示会「SIGGRAPH 2019」にて、自律分散処理を用いて高速にレンダリングを実行するクラウドサービス「Bullet Rend er Farm ブレット レンダー ファーム」のローンチを発表した。

■概要

「SIGGRAPH2019」において、米国の半導体メーカーであるAdvanced Micro Devices社(以下、AMD)と共に、9月1日より開始するクラウドレンダリングサービスの詳細の発表と、ベータ版を用いたデモンストレーションが実施された。クラウドレンダリングサービス「Bullet Render Farm」は、CG制作プロセスにおけるレンダリング処理を、レンダーファームとしては世界最大規模のGPUにて実施するサービスであり、本年度のSIGGRAPHでレンダリングソリューション強化を掲げたAMDとの共同開発により、レンダリングソフトウェア「Radeon ProRender」でのレンダリングに対応している。

「Bullet Render Farm」は、インターネット経由で受け取った画像フレームを、数千枚のGPUに効率を損ねずに自立分散処理させる同社独自開発のアルゴリズムを用いることで、パワフルなレンダリング速度を実現している。それによって、CGアニメーション制作や建築ヴィジュアライゼーションなど、高度な画像制作に欠かせないレンダリングの処理時間を高速化し、クリエイターの制作プロセスに革命を起こす。また、A.L.I が運営するレンダーファームは日本国内のみで運営されており、クラウドサービス利用への不安を取り除くべく、万全の対策を講じている。現在、「Bullet Render Farm」はベータ版のユーザーを募集しており、問い合わせフォームから登録した人に順次利用に関する連絡をしている(brf-info@ali.jp)。今後、ベータ版ユーザーからのフィードバックを反映し、サービスへの機能追加・改善を行なっていくとともに、様々なプロモーション施策を通じ、CG制作に携わる企業やユーザーとのコミュニケーションを深めていく。

「Bullet Render Farm」
2019年9月1日ローンチ
www.bulletrenderfarm.com
ベータ版の利用希望者問い合わせ先:brf-info@ali.jp