クリエイティブ制作向けのクラウドサービスを提供する株式会社ねこじゃらしは、画像/映像処理技術およびAI(人工知能)技術のリーディング企業である株式会社モルフォと共同開発した、クラウド上での高度な映像処理と管理を可能にした映像処理クラウドサービス「Setaria.cloud(セタリア・クラウド)」」の、全機能についてのAPIドキュメントを2019年8月1日(木)より公開した。
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■リニューアルのポイント

今回のAPIドキュメント公開は、主な対象者となる放送・ポストプロダクション・OTT(※)事業者の作業効率をより向上させることを目的としている。またそれに伴い、料金体系の改定やトップページデザインの刷新など、本年1月のリリース時から初めての大幅リニューアルを実施する。※OTTとは、Over The Topの略で、インターネット上で提供される映像や音声などのコンテンツやサービス、あるいはそれらを提携する事業者)

(1)APIドキュメント公開
公開ページはこちら。映像処理やカラーエフェクトに限らず、プレビューやユーザー管理機能、ログ、ダッシュボードなど、Setaria.cloudの全機能をAPIドキュメントで公開する。既存のシステムやサービスとの連携も容易になり、独自のアプリケーションの開発にも利用することが可能になる。例えばポスプロや放送事業者の場合、利用頻度の高い定型の映像処理をワークフローとすることで自動化でき、工数を従来よりも削減することができる。そのほかにも、SNS事業者が自社サービスとAPI連携させ、Setaria.cloudの映像処理やトランスコード機能を利用すれば、アップロード動画を高画質のまま表示できるようになる。

(2)改定後の基本料金について
<従来の料金>
プラン名:Basic/Pro/Business
月額利用料:3万円/9万円/24万円
入力映像時間※1:60分/300分/1,200分
ストレージ容量:100GB/500GB/1TB
ダウンロード容量:100GB/500GB/1TB
メンバー上限:10人/なし/なし

<新料金>
プラン名:従量課金プラン
月額利用料:なし
入力映像時間※1:200円/分
ストレージ容量:20円/GB ※2
ダウンロード容量:20円/GB
メンバー上限:100人 ※3
※1 一度に複数処理を同時に行っても、元の映像ファイルの尺の長さでの課金になる
※2 利用月の翌月1日の0時時点のストレージ利用容量が課金対象となる
※3 1ユーザー月額1,000円で追加可能

(3)トップページのデザイン刷新
映像処理に関する詳細や処理機能の効果を動画で分かりやすく紹介する他、Setaria.cloudの導入パターンの詳細など、よりユーザーが欲しい情報を見つけやすいようデザインや構成を刷新した。