ディストームは米国NewTek製品LightWave 3Dの最新バージョン「LightWave 11.6 日本語版」のリリースを発表した。また、そのほかにも「LightWave 3DプラグインNevronMotion 日本語版」、スタンドアローンソフトウェア「ChronoSculpt 日本語版」が同時にリリースされる。さらに、2014年1月14日(火)までの期間限定で、「LightWave 11.6」日本語版のリリースを記念した「LightWave 11.6 リリース記念キャンペーン」も実施されている。
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■ 「LightWave 11.6 日本語版」について
LightWave 11は、LightWaveアーティストが作品を制作していく上で最も重要とされるワークフローに重点を置いた、新しい技術革新の始まりを告げる待望のバージョン。 NewTek LightWaveグループは、「アーティストの、アーティストによる、アーティストのためのクリエーションツール作り」をキーワードとし、LightWave 3Dの新バージョン「LightWave 11.6」、Microsoft社Kinectカメラのサポートを含めたLightWave 3D用のモーションリターゲティングプラグイン「NevronMotion」、LightWaveに限らず様々な汎用3Dソフトウェアのパイプラインに利用可能な時間軸上のキャッシュスカルプトツール「ChronoSculpt」の3製品を同時にリリースした。。
●「LightWave 11.6」のおもな機能拡張概要
・3Dプリント対応
「LightWave 11.6」より、業界標準の3D出力ファイルフォーマットであるSTL形式およびPLY形式の入出力、およびVRML形式への出力が可能に。また、新しく「ジオメトリクリーンアップ」ツールが追加されている。
・スプラインコントロール
新しく追加された「スプラインコントロール」を使うと、列車や尻尾など流れを表す自然な動きを必要とするアニメーションが設定できるようになった。
・レイキャストノード
新しく実装されたレイキャストノードを利用し、周囲にあるオブジェクトを認識させて、オブジェクトを配置したりアニメーションさせることが可能に。
・DPX対応
ビジュアルエフェクトやフィルムパイプライン用の背景素材のデジタル中間ファイル形式であるDPXフォーマットを、直接読み込めるようになった。
・NVIDIA CgFXシェーダー
CgFXシェーダーは、レイアウトのOpenGLにおけるアセットやキャラクタのリアルタイム再生の品質を向上させ、バーチャルプロダクションアセット作成のワークフローを強化する。
・コンパウンドノード
ノード編集にコンパウンドノードが実装されたことにより、複雑なノード設定をひとつのノードとしてまとめ、よりシンプルなノードネットワーク設定ができるようになった。
・NVIDIA 3D Vision 2 / Pro のサポート
NVIDIA 3D Vision 2 / Pro のサポートにより、ステレオスコピックレンダーは3Dモニター上におけるアクティブシャッターモードをサポート(アクティブシャッターをサポートするハードウェアが必要)。
・Alembicオブジェクト/キャッシュ読み込み
Alembicファイルフォーマットで保存されたオブジェクトとキャッシュを読み込めるようになった。
・Pythonの改善
「LightWave 11.6」のPythonスクリプティングは、以前と同じ結果をより少ないスクリプトで実現できるようになった。
・新カラーピッカー
「LightWave 11.6」より、カラーライブラリマネージメント機能や、スクリーンや画像から色を取得したりミキシングを可能とする高機能なカラーピッカーが実装された。
・VPR表示速度の高速化
VPR の改良によって、VPR モードにおけるインタラクティブなレイアウト作業が大幅に向上。
・インスタンスのためのモーションベクター
インスタンス機能に、モーションベクターバッファ機能が追加された。
その他多くの改善、パフォーマンスの強化が図られている。
■ 関連 URL
・「LightWave 11.6」
http://www.dstorm.co.jp/dsproducts/lw11/lw116_detail
・株式会社ディストーム
http://www.dstorm.co.jp