EIZOは、31.1型カラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge(カラーエッジ) CG318-4K」を2015年3月20日に発売する。価格はオープン(EIZOダイレクト販売価格は540,000円)。
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■ 「ColorEdge CG318-4K」について
「ColorEdge CG318-4K」(以下、CG318-4K)は、4096×2160解像度に対応する、TV放送や映画などの映像制作市場向け31.1型液晶モニター。映画やTV放送の現場では4K解像度での作品作りが進んでいるが、CG318-4Kは米国のデジタルシネマ規格(DCI 規格)に準拠する4096×2160解像度に対応。31.1型の大画面と相まって、4K映像の制作業務から確認業務までを効率よく行うことが可能だ。また、CG318-4Kは、デジタルシネマ向け色域「DCI-P3」を98%もカバーする広色域を持ち、さらにDCI規格に準拠した高コントラスト比1500:1(標準値、DUE Priority: Brightness選択時。保証値ではない)表示を実現。作品の仕上がりの色味に近い正確な色と、引き締まった黒色を表現できる。加えて、厳密な色管理を行うための各種機能を網羅。キャリブレーションセンサーを内蔵し、規格や基準となるデバイスに合わせて高精度な表示調整を行え、その後の色管理は内蔵のセンサーが自動で実施するほか、大画面の表示均一性を保つ独自回路の搭載や、電源を入れてから過去最短のわずか3分(2014年11月現在までのEIZO製品において、過去最短。同社測定条件による)で輝度・色度・階調特性が安定するなど、ユーザーが画面表示品位を信頼して制作に取り組むことができるように、最新の機能を盛り込んでいる。CG318-4Kの高解像度高密度表示は、映像制作のみならず、近年、高画素化が進むデジタルフォト市場や新聞印刷市場にも有用だ。2014年11月19日から幕張メッセで開催される2014年国際放送機器展 Inter BEE 2014の同社ブースにおいて、CG318-4Kがいち早く展示される(EIZO ブース HALL4 小間No.4304)。
■ 主な特長
●フルHD の4 倍を超える高解像度、DCI 4K(4096×2160)
DCI規格で定められた4K解像度を表示できる。4K映像のプレビューはもちろん、フルHDの4倍の情報量を表示できるため、タイムラインを広く表示しながらフルHD映像のドットバイドット編集作業も可能。また、31.1型の大画面は、4K撮影物のフォーカス確認に適している。加えて、149ppiの高密度表示のため、レタッチに高精細表示が求められるデジタルフォト市場や、新聞印刷市場にも有用だ。
●DCI-P3カバー率98%、Adobe RGBカバー率99%の広色域表示
デジタルシネマに用いられる規格、DCI-P3をほぼ忠実に再現。その他の放送規格、Rec.709、EBU、SMPTE-Cは100%カバーしている。また、Adobe RGBも99%カバー。sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない鮮やかな青空や新緑の緑色を忠実に再現できる。制作段階から仕上がりの色味をモニター上で確認でき、スムーズな作業進行をサポートする。
●キャリブレーションセンサーを内蔵し、目的に合った最適な表示を維持
専用ソフトウェアColorNavigator 6/ColorNavigator NXを用意。内蔵のキャリブレーションセンサーを使い、規格や基準となるデバイスに合わせて高精度な表示調整ができる。また、常に適した表示を保つためには、定期的な再調整が必要だが、CG318-4Kは内蔵のセンサーにより、あらかじめ設定したタイミングに自動で、調整結果やプリセットのカラーモードを再調整できる。
●DCI規格に準拠した高コントラスト比1500:1、深い「黒」を再現
映像制作に求められる高コントラスト比を実現。また、バックライトを常に点灯して画像表示する液晶モニターでは難しい、黒のディテールの再現力に優れ、暗所での使用時も白浮きを抑えた引き締まった黒色を表示できる。
●DisplayPortケーブル1本でDCI 4K/60P入力に対応、豊富な入力端子
ケーブル1本でDCI 4K/60Pの表示が可能なDisplayPort 1.2×2系統と、DCI 4K/30Pまで対応したHDMI×2系統を搭載。また、抜き差ししやすい側面にUSBハブを3ポート用意。うち1ポートは、スマホなどのバッテリーチャージに対応している。
●過去最短、電源を入れてからわずか3分で、すばやく表示を安定
モニターの電源を入れてからわずか3分で輝度、色度、階調特性が安定するように設計されている。短時間のうちに信頼できる表示で使用でき、撮影現場などで移動して使う場合にも、すぐに確認作業を始められる。
●映像制作向け専用カラーモード
EBU、Rec.709、SMPTE-C、DCIで定められた色域・ガンマを再現するカラーモードを備えている。各カラーモードは前面スイッチで簡単に切替え可能。また、カラーモードの設定ではRec.2020の色域も選択でき、Rec.2020で定められた色域をCG318-4Kの色域に最大限再現できる。カラーモードの表示精度は、内蔵のキャリブレーションセンサーを使い、簡単に維持・更新することができる。
●視野角を変えても色変化が起こりにくいIPSパネル
●画面の隅々まで均一に表示する「デジタルユニフォミティ補正回路」搭載
●さらに豊かな色再現ができる10bit入力に対応
●液晶パネルも含めたフル5年間保証(使用時間は30,000時間以内)
■ 関連 URL
・「ColorEdge CG318-4K」
http://www.eizo.co.jp/products/ce/cg3184k/sp
・EIZO株式会社
http://www.eizo.co.jp