Pixar Animation Studioは、物理ベースのフォトリアリズム向けの高度な方式を導入したRenderManのRISレンダリングアーキテクチャの商用リリースした。
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■ 次世代RenderManのリリースについて
長編映画のレンダリング技術の開発における大躍進の象徴である、新しくて革新的なRenderManレンダラーは、最先端のソースコードを使用した一方向性パストレーサーや双方向性パストレーサー(VCM)を含む、複数型の光の移送に対応した。絶賛されたPixarのREYESレンダラーの強化と並ぶこのパワフルなコンビネーションは、アーティストの芸術的な柔軟性と想像力を最大化させるために、一つの統一フレームワーク内で複数のレンダリングソリューションを提供する。卓越したスピードと生産性でグローバルイルミネーションをレンダリングするために根本から書き起した現代的なアーキテクチャを持つRISは、RenderManが取り組んでいる視覚効果において急速に進化しているニーズを通じて、進歩的な基盤を確立する。「新しいRISは非常に高速で、かなり安定しており、そして非常にシンプルで使い易い。使い始めてたった2時間で、素晴らしい結果を得ました」とは、Rockstar GFX社のクリエイティブディレクター、Eugene Riecansky氏。「この新バージョンはゲームチェンジャーになるでしょう。使う事がとても楽しみです」。また、「Pixarは、RenderMan 19のRISに多大なご尽力をされました」と語ったのは、Bad Robot ProductionsのリードアーティストであるBrandon Fayette氏。「スピード、クオリティ、そして新しい基盤がもたらす使いやすさには、大変驚きました。シェーダの本質はライティングと一緒には変更しないということをわかった上で、ショット内でキャラクタを完全に設定することができます。ルックの開発過程が顕著にスピードアップします」と言う。
さらに、無償の非商用版RenderManは2015年初旬にリリースされる予定であり、追加のサポートマテリアルの開発は、多種多様なユーザーに対して提供することができる。機能制限、ウォーターマーク、または時間制限による制約のない無償の非商用版RenderManは、教育機関、学生、教員、研究者、そして私的使用の場合にのみ使用することができる。RenderManの最新機能については、RenderMan Webサイト上で 事前登録をすること( こちらのリンクで登録方法を日本語で紹介している)。 正式リリース後にダウンロードと無料ライセンスへのアクセスが可能となる。
●入手方法と互換性
RenderManは、以下の64ビットOSに対応している。
Mac OS 10.9、10.8および10.7
Windows 8および7
Linux glibc 2.12以降およびgcc 4.4.5以降
RenderManは、Mayaの2013.5、2014、および2015と、またThe Foundry KATANAのバージョン1.5、1.6、および2.0と、それぞれ互換性がある。商用版RenderManは、ボリュームディスカウントでの個別ライセンスとして、または各顧客向けに用意されたカスタムサイトライセンスパッケージのいずれかで入手することができる。さらに、Pixarの年間メンテナンスプログラムは、今後のサポートおよび無償アップグレード用のアクセス権利を提供する。
■ 関連 URL
・次世代RenderManのリリースについて
http://indyzone.jp/blog/archives/2014/11/_pixarrenderman_2.html
・株式会社インディゾーン
http://indyzone.jp