機能拡張に「Mizuchi」を使うことで物理ベースのレンダリングが「OROCHI 4」で可能となる

エンターテインメント業界向けにデジタルコンテンツ関連ビジネスを展開するシリコンスタジオは、国産オールインワンゲームエンジン「OROCHI」の最新版となる「OROCHI 4」および同製品と組み合わせることで世界最高レベルのグラフィックスを表現できる「Mizuchiエクステンション」の評価版について先行申込み受付を開始した。
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■ 「OROCHI 4」について

「OROCHI」は、グラフィックス、フィジックス、AIなど13のライブラリと、40以上の開発ツールを備えたオールインワン型のゲームエンジン。開発途中での仕様変更やプロジェクトごとのカスタマイズを許容する柔軟な設計と、日本人エンジニアによる手厚いサポート体制が特長だ。アクション、RPG、FPS、レース、シミュレーションなどのゲーム開発に必要なライブラリやツールが一通り揃っており、ポストエフェクトミドルウェア「YEBIS 3」も標準搭載。ゲーム開発の速度・効率を向上させることができる。

■ 最新版『OROCHI 4』の特長について

特長①:物理ベースのレンダリングエンジン『Mizuchi』を機能拡張として利用可能
「OROCHI 4」は、実写と見分けがつかないほどのグラフィックスを表現できる「Mizuchi」の性能を最大限に発揮できるよう設計されたゲームエンジン。国産エンジンならではの柔軟性や使い勝手の良さはそのままに、「Mizuchiエクステンション」を使うことで世界最高レベルのグラフィックス表現が可能になる。
特長②:性能差のあるプラットフォーム間での同時並行開発が可能
「OROCHI 4」は、対応プラットフォームすべてで高品質なグラフィックスを描画できる独自のレンダリングエンジンと、「Mizuchiエクステンション」を1つのワークフローで使用することが可能。例えば、ハイエンドプラットフォームであるPlayStation 4と携帯機であるPlayStation Vitaの開発においても、ワークフローを分けることなく同時並行的に開発を進めることが可能だ。

■ 「OROCHI 4」および「Mizuchiエクステンション」評価版の先行受付について

今夏を予定している「OROCHI 4」と「Mizuchiエクステンション」の販売・評価版提供開始に先行し、評価版の申込受付を開始。同製品の評価版には多数の申込みが予想されるため、予め要望やカスタマイズの必要性などをヒアリングし、評価版の提供開始と同時に適切なサポートをユーザー毎に提供できるよう体制を整える。
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■ スクウェア・エニックスおよびバイキングのコメント

「我々『ガンスリンガー ストラトス』チームにおいては、ミドルウェアの先進性を求める事はもちろんながら柔軟性に最も重点を置いています。クリエイターが作りたいゲームを開発しようとする際、いかにベストパフォーマンスを出せるかが大事だと考えているからです。ミドルウェアが勝手にゲームを生み出してくれるわけではありませんから......。それを実現するシリコンスタジオの強力なサポートが整っている「OROCHI 4」は、採用する価値があると思います」。
株式会社スクウェア・エニックス 第7ビジネスディビジョン プロデューサー 門井信樹氏

「同社では「OROCHI」エンジンを使用したタイトル開発に既に5年以上の期間を掛けており、私共にとってもはや無くてはならない存在ともいえます。元よりエンジンとしての信頼性が高い上に世界トップレベルのグラフィックスを実現できる国内エンジンとして日々円熟していくだけでなく、最新の「OROCHI 4」では「Mizuchi」との親和性が発表されるなど、ますます発展していく本ゲームエンジンに現場のゲーム開発者として大いに期待・歓迎しております」。
バイキング代表取締役 尾畑心一朗氏

■ 対応プラットフォーム

「OROCHI 4」
PlayStation 4、PlayStation Vita、PlayStation 3、Xbox One(対応予定)、Xbox360®、Windows(DirectX 9/11)
「Mizuchiエクステンション」
PlayStation 4、Xbox One(対応予定)、Windows(DirectX 11)

■ 関連 URL

・「OROCHI 4」について
 http://www.siliconstudio.co.jp/news/pressreleases/2015/1506orochi2.html
・シリコンスタジオ株式会社
 http://www.siliconstudio.co.jp