同期信号やメタデータを共有するワイヤレステクノロジーのパイオニアであるTimecode Systemsは、B:LINKに対応した「:minitrx+」の出荷を開始した。「:mini trx+」にはパフォーマンスの改善と、新しいマウントオプションが追加されている。
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■ 製品概要

Timecode Systemsのグローバルセールスディレクター、Adam Parr氏は次のように述べている。「元々私たちは、受賞歴のある:wifi masterに取って変わる小型製品としてコンパクトな:mini trxをつくりました。そして、今回、B:LINKとの互換性というすばらしい新機能を備えた製品へと改善しました。非常に正確なタイムコード、ゲンロック、ワードクロックを提供するだけでなく、内蔵の B:LINK RF ネットワークを使えばユーザーによるステータスの監視や遠隔操作が可能です。これほど小さなサイズでこれらの機能を持つ製品は、他には存在しません」。
独自のB:LINK RFネットワークプロトコルは、安定したサブGHz ISMバンドで非常に正確にワイヤレス同期を保持するだけでなく、「:mini trx+」(スレーブ機として使用した場合)と:waveなどのB:LINKマスター機といった2種類のステータス確認および制御を一度に行うことができる機能を搭載している。:waveのWi-Fiネットワークによって、MovieSlate 8などのサードパーティ製アプリケーションやTimecode Buddy :appから「mini trx+」のステータスを閲覧したり、設定を行うことができる。
「:mini trx+」のバッテリーはより大容量なリチウムイオンポリマー電池へとアップグレードした。さらにsync BNCコネクターは2つ目のLTC出力、またはワードクロック出力のどちらかを選択できる追加機能を備えている。また、酸化皮膜処理を施した削り出しアルミニウム製のブラケットには、1/4インチのマウント用の穴と取り外し可能なシューマウントが備わっている。そのため頑丈で柔軟な装着が可能だ。すでに「:mini trx」使っているユーザーは、「:mini trx+」にアップグレードすることが可能。アップグレード方法の詳細については、後日アスクM&E Webサイトにて公開される予定だ。

■ B:Link について

B:LINKは、Timecode Systemsのワイヤレスによる長距離同期、コントロール、およびメタデータ交換のためのプロトコル。詳細はこちら

■ 関連 URL

・「:mini trx+」について
 http://www.ask-media.jp/news-timecode-systems/989-timecode-systems-mini-trx-plus.html
・株式会社アスク
 http://www.ask-media.jp