EIZOは、写真愛好家向けに無償提供している、モニター画面と写真プリントを簡単に色合わせできるソフトウェア「Quick Color Match(クイックカラーマッチ)」をVer.2にバージョンアップさせ、2016年9月13日から提供する。
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■概要

「Quick Color Match」は、アドビシステムズ、セイコーエプソン・エプソン、キヤノン・キヤノンマーケティングジャパンの協力を得て開発した、同社のカラーマネージメント液晶モニターColorEdge専用のソフトウェアで、2016年2月から無償提供している。

モニター画面と写真プリントの色を合わせるには、モニター表示の調整、表示レタッチソフトウェアの設定、プリンタの設定などの複数のソフトウェアにおける多くの手順をひとつひとつ正しく行う必要があり、時間を要したり、設定の間違いにつながるケースがあった。「Quick Color Match」は、モニター表示の調整を行うだけでなく、表示レタッチソフトウェアPhotoshopおよびプリント補助ソフトウェアEpson Print Layout/Canon Print Studio Proと連携して、色合わせに必要なすべての設定を自動で一括して行える。簡単にモニター画面と写真プリントの色が合うことで、無駄な刷り直しのためのコストや時間の削減につながり、作品づくりをストレスなく楽しむことができる。

今まではパソコンの対応OSがWindowsに限られていたが、この度、Macにも対応。さらに、6種類に限定していた対応プリント用紙を13種類に拡大し、より多くのユーザーニーズに応える。また、調整アルゴリズムの改良により、マッチング精度を向上させている。その他、操作性向上やユーザーの多様な使い方に考慮した機能が追加されている。

「Quick Color Match Ver.2」は、2016年10月7日に発売する液晶モニターColorEdge CS2730にディスクで付属される。また、他のColorEdge製品でも9月13日から同社Webサイトでダウンロードし、使用できる。

「Quick Color Match Ver.2」のダウンロードはこちら

■バージョンアップに伴う進化ポイント

・Macに対応
・対応のプリント用紙を計13種類に拡大
・マッチング精度を向上
・新製品ColorEdge CS2730、CG2730に対応
・表示のリフレッシュに対応
モニターの表示は時間が経つにつれて徐々に、画面が暗くなり、色味が変化していく。この経年変化を補正できる表示の「リフレッシュ」機能を新規に追加。長くモニターを使用して色が合わなくなった場合に有効だ。
・表示のリフレッシュにはキャリブレーションセンサーが必要。CSシリーズ以外は、内蔵のセンサーで表示のリフレッシュを実施できる。CSシリーズにはオプションでセンサーを用意。
・プリント補助ソフトウェアがボタンひとつで起動できる
プリントする際、Photoshopでの操作が必要だったプリント補助ソフトウェア(Epson Print Layout/Canon Print Studio Pro)の起動が「Quick Color Match」からボタン一つで簡単にできるようになった。
・ユーザーの多様な使い方に考慮
Photoshopをインストールしていても、写真の表示に別のレタッチソフトウェアを使用している場合に「Quick Color Match」から自動でPhotoshopを起動させない設定など、ユーザーの多様な使い方に考慮する機能が追加された。

■ワークショップについて

「Quick Color Match Ver.2」を使った写真プリント色合わせをいち早く体験できるワークショップ「写真プリントを始めよう!Quick Color Matchタッチ&トライ」が、2016年9月30日から全国7都市、札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡で開催される(参加無料・事前予約制)。

「写真プリントを始めよう!Quick Color Matchタッチ&トライ」
www.eizo.co.jp/i/qcmws2016

2016年9月30日(金)・10月1日(土)
都市/会場:札幌/EIZO 札幌営業所
      仙台/EIZO 仙台営業所
      東京/EIZOガレリア銀座
      大阪/新大阪第一生命ビル 13F会議室
2016年10月7日(金)・10月8日(土)
都市/会場:東京 /EIZOガレリア銀座
      名古屋/EIZO 名古屋営業所
      広島 /JMSアステールプラザ 工作実習室
      福岡 /EIZO 福岡営業所