Magic Bullet Suiteの開発元Red Giantより、「Magic Bullet Suite 13」が発表された。
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■「Magic Bullet Suite 13」について
今回のバージョンアップでは、Magic Bullet Filmを除くすべてのプラグインがバージョンアップされるとともに、映像にグレインやテクスチャを加え、ナチュラルで映画的な雰囲気を演出するMagic Bullet RenoiserがMagic Bullet Suiteファミリーに加わった。
新しいプリセットやツールが加わり、GPUサポートを強化して高速化したMagic Bullet Looks 4、新たな設定項目(色温度、ティント)やLUTサポートが加わり、カラーコレクションガイドが搭載されて高速化した Magic Bullet Colorista IV、スクラッチでプログラムを書き直したことで、高速化を実現し、ノイズの除去精度も向上したMagic Bullet Denoiser III、新たな設定項目とプリセットが加わり、GPUアクセラレーションに対応したMagic Bullet Mojo II、進化したアルゴリズがより肌をスムーズにするMagic Bullet Cosmo IIが、直感的な操作を実現し、よりクリエイティブな結果を約束する。
■「Magic Bullet Looks 4」
Magic Bullet Looksは、ビデオ映像を、映画のフィルムのような、高品質なルックス(雰囲気)に変換するカラーグレーディングプラグイン。ハイエンドシステムで行うような高度なカラーグレーディングを、After Effects や Premiere Pro、Final Cut Pro などの編集ソフトウェアで実現する。
今回のバージョンアップで4種類の新機能が追加された。まずはリアルタイムプレビューを実現するGPUサポートの強化。Premiere ProやAfter EffectsでMercury Playback Engine(マーキュリー プレイバック エンジン)を利用する場合はリアルタイムのプレビューを実現する。二つ目は、プリセットのアップデート。今回のバージョンアップで新たに51種類のプリセットを搭載。三つ目の新機能はリファレンスライブラリ。任意の静止画をLooks 4上に保存し、必要に応じてロードすることで、適用結果の比較を実現した。四つ目の新機能は新規ツール群。Renoiser Tool、Mojo II Tool がツールライブラリに加わった。
■「Magic Bullet Renoiser」
Magic Bullet Renoiserは、映像にグレインやテクスチャを加え、ナチュラルで映画的な雰囲気を演出するプラグイン。
Magic Bullet Renoiserが活躍するシーンは多岐に渡る。例えば実写にCGを合成する場合やフルCGの3Dアニメーション、または合成をしない実写映像にも適用し、適切な量のグレインやテクスチャを加えることでリアルな雰囲気を演出することができる。
既にグレインを追加するツールはあるが、Magic Bullet Renoiserの生成するグレインはその他グレインツールと比較して圧倒的にリアル。定番の8mm、16mmなどのグレインプリセットはもちろんのこと、Super 8やモダン&クラシック35mm、フィルムノワールなど、シーンや演出の目的に合わせて搭載する16種類のグレインプリセットを使い分けることができる。カスタマイズできる項目も多岐に渡り、シャープネスやグレイン強度、サイズ、テクスチャをはじめ、 RGBチャンネルごとにグレインのサイズと量を調整することができる。