NVIDIAは、数百万人のアーティストやデザイナーに初めてリアルタイム レイトレーシングの提供が可能になるNVIDIA RTX技術を採用した「NVIDIAQuadro GV100 GPU」を発表した。
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■概要
NVIDIA RTXは、約20年前のプログラマブル シェーダー導入以降、コンピューター グラフィックスを最も大きく進化させる技術であり、Quadro GV100 GPUと組み合わせることで、専門の設計アプリケーションやコンテンツ作成アプリケーションの実行時に、計算集約型のレイトレーシングをリアルタイムに行うことができる。メディアやエンターテイメントの専門家は、正確な光と影で作成物を表示したり、その作成物を操作したりすることができ、CPU単体よりも最大10倍高速に複雑なレンダリングを行うことができる。製品のデザイナーおよび建築家は、インタラクティブで写真のようにリアルな、大規模な3Dモデルの視覚イメージをすべてリアルタイムに作成できる。NVIDIAのプロフェッショナル ビジュアライゼーション事業担当バイス プレジデントであるボブ・ぺティー (Bob Pette)は次のように述べている。「NVIDIAは、Voltaアーキテクチャ向けに最適化されたレイトレーシング技術を採用し、これをワークステーションにこれまで搭載されていた高性能なハードウェアと組み合わせることで、ワークステーションの変革を実現しました。専門家および設計者は、これまで不可能だった方法で作成物をシミュレートしたり、操作したりすることができます。これによって、さまざまな業界のワークフローが根本から変わることになるでしょう」。
先月、開催された年に1度のGame Developers Conferenceにおいて、NVIDIA RTX技術が発表された。また、NVIDIAは2,500 万を超えるユーザーから成る基盤とともに、25以上の世界有数のプロフェッショナルデザイン向けアプリケーションやクリエイティブなアプリケーションによってこの技術がサポートされていることを発表した。32GBのメモリ(NVIDIA NVLink 相互接続技術を使用した複数のQuadro GPUにより64GBまで拡張可能)を搭載したQuadro GV100は、これらのアプリケーションで使用できる最高性能のプラットフォーム。NVIDIAのVoltaGPUアーキテクチャをベースにしたGV100は、倍精度で7.4TFLOPS、単精度で14.8TFLOPS、そしてディープラーニングで118.5TFLOPSのパフォーマンスを実現する。また、NVIDIA RTX内に組み込まれたNVIDIA OptiX AIによるノイズ除去機能は、CPUの約100倍のパフォーマンスを実現し、リアルタイム&ノイズフリーのレンダリングを可能にする。
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