EIZO株式会社は、グラスバレー株式会社との協業により、カラーマネージメント液晶モニターColorEdge 4Kモデルが、HDR編集機能を強化したノンリニアビデオ編集ソフトウェア「EDIUS Workgroup 9」の最新バージョンと連携して動作し、映像編集作業の効率を向上させる仕組みを実現した。
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■概要

映像編集工程では、制作するコンテンツによって色域や明るさが異なるため、その目標値に合わせて編集ソフトウェアと作業用モニターの両方を正しく設定する必要がある。従来、モニターの表示設定は、筐体ボタンを押下しながら手動で行う必要があったが、設定自体を忘れる、あるいは設定の切替えに手間取るという問題があった。この問題を踏まえて、同社はグラスバレー株式会社にColorEdgeのSDK(ソフトウェア開発キット)を提供。グラスバレー株式会社はこのSDKを活用して、同社のノンリニアビデオ編集ソフトウェア「EDIUS Workgroup 9」のVersion 9.2に、ColorEdgeのカラーモードをコントロールする「モニターコントロール機能」を新たに搭載した。

具体的には、EDIUS Workgroup 9のプロジェクト設定でカラースペースを選択すると、ColorEdgeの表示設定が自動的に同期し、関連付けられたカラーモードに自動で切替わる。この機能を使用すれば、映像制作者はカラーモード切替えにかかる手間と時間を削減でき、設定の切替え忘れも回避できる。また、対象となるColorEdge機種は、HDR表示に対応したカラーモードを搭載しているため、SDR/HDRコンテンツの混在編集にも有効だ。ColorEdgeとEDIUSを組み合わせることで、映像編集作業のさらなる効率化が可能になる。