DJIは、次世代の自律型空撮ロボットソリューションを可能にする、DJIドローン専用の超小型搭載型コンピューター「MANIFOLD 2」を発表した。Manifold 2の進化した計算性能により、ユーザーはドローン上で、複雑な画像データを処理し、即座に結果を得ることができる。また、物体を識別して障害物を避けながら自律飛行するように、ドローンをプログラムすることも可能だ。
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■「MANIFOLD 2」について

「業界をリードするコンピューター会社や、半導体メーカーとのパートナシップを通じて、DJIのドローンは、複雑な演算処理を伴うタスクや高度な画像処理を文字通り飛ぶように高速で実行できるインテリジェント飛行ロボットへと進化。Manifold 2により、企業、開発者、研究者が、ほぼすべての産業や業務で、最先端の自律型空撮ロボットソリューションを構築することができ、ドローン技術の事例を大幅に拡大します」とDJIストラテジック パートナーシップ ディレクター Jan Gasparic氏は述べている。

Manifold 2は、様々なアプリケーションに強力なインテリジェンスを提供し、最先端のAIモジュールにIntel Core i7-8550U CPUもしくはNVIDIA Jetson TX2 スーパーコンピューターのいずれかを選択できる。どちらのバージョンも、Matrice 210シリーズやMatrice 600シリーズなどのDJIの主要な産業用ドローンと互換性があり、DJIの強力なソフトウェア開発キットを使用して、ドローンの内部システムやセンサーに統合でき、ソフトウェア、ハードウェア両方のDJIエコシステムへもオープンカスタムとシームレスな統合を可能にする。Manifold 2には、USBポート、UARTポート、CANポートなどが搭載され、開発者は複数のManifold 2プロセッサーをリンクし、構築することにより、特定の分野や産業向けの特別な空撮ロボットへと、DJIドローンを進化させることができる。

「DJI Manifold 2は、Automodalityの特許取得済みAMROSおよびPerceptive Navigationプラットフォームスイートの特長である認知性能およびナビゲーションに高度コンピュータービジョンをもたらすだけでなく、Automodalityの産業検査用ソフトウェアやサービスに最先端の次世代AIをもたらします。ドローンでのリアルタイム認知・分析が可能になることで、Manifold 2は新たな分野と将来性を開拓し、Automodalityを搭載したDJI Matrice 210シリーズが、これまで誰も飛ばしたことがないような場所、つまり、重要で実用的なデータが存在するにも関わらず、GPSおよび無線周波数に制限が課せられた環境での自律飛行を可能にします」と自律ドローンソリューション開発大手Automodality社の最高技術責任者 Ed Koch氏は述べている。

対応製品
Manifold 2は、DJIのMatrice 210シリーズ、Matrice 600シリーズ、N3フライトコントローラー、A3フライトコントローラーと互換性がある。

販売時期
DJI Manifold 2は、全国のDJI Enterprise正規代理店で本日より販売を開始する。価格については正規代理店まで問い合わせを。