Exlevelは3ds Max用の植物モデリングプラグイン「GrowFX」の最新アップデート「GrowFX 1.9.9」安定版をリリースした。Exlevelのアカウントからダウンロードできる。
■GrowFX 1.9.9の新機能
・3ds Max 2016用インストーラーを提供。
・"Cache mode"ロールアウトを追加。植物をキャッシング(ベイク)することが可能で、アニメーション(トポロジー変化も対応)もキャッシュできる。キャッシュは別ファイルとして保存され、植物の読み込みスピードが非常に高速になる。なおキャッシング(ベイク)はマルチスレッドで計算される。
静止樹木のキャッシングデモンストレーションはこちら。キャッシングすると3ds Maxファイルを読み込んでから樹木が表示されるまでのスピードに注目。
アニメーションする樹木のキャッシングデモンストレーションはこちら。
・"Object Reaction"モディファイヤに"Bake Direction"機能を追加。これによりアニメーションするオブジェクトにリアクションを追従させることができる。例えば、変形する樹木にツタを追従させることができるなど。
Bake Directionを使って、アニメーションする樹木にツタを追従させるデモンストレーションはこちら。
・"Path Position"ディストリビューターに"Chaos pos %"パラメータを追加(パス位置に%でランダムを加える)。
・"Path"ディストリビューターを"Path Position"ディストリビューターに変換する機能を追加。変換後に1つ1つを微調整できる。
・"Noise direction"モディファイヤに新しく"Shift Start Point"オプションを追加。ノイズを加えても開始点がずれないようにする。
・"Leaves mesh"に新しく"Scale proportionally"オプションを追加。比例してスケーリングを行う。
・MetaMeshの"Stop stitching"(融合を条件で停止)機能を改善し"Stop stitching for children"(子同士を融合しない)オプションを追加。