Boris Continuum Completeは、3Dオブジェクトやパーティクル、レンズフレア、カラーグレーディング、キーイング、トランジションなど、250以上のエフェクトを搭載するプラグイン集「Boris Continuum Complete 10」をリリースした。
最新バージョンの「Boris Continuum Complete 10」では、エフェクトに搭載している「BCC PixelChooser」に、Imagineer Systems「mocha」のプラナートラッキングとマスキングのエンジンが搭載。「mocha」の強力なトラッキングを活用して、エフェクトを適用するマスクを簡単に生成することが可能になった。
更に、人物のスキンレタッチに最適なツールを搭載した「BCC Beauty Studio」、2D/3Dタイトル作成に特化した「BCC Title Studio」なども新搭載した。
BCC 10 For Adobe New Features Teaser from Boris FX on Vimeo.
※今回バージョン10になった「Boris Continuum Complete 10」は、Adobe版(After Effects/Premiere Pro)とAvid版(FxPlug版、Resolve版、Sony Vegas版は今後バージョンアップ予定)。
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■「Boris Continuum Complete 10」新機能紹介
・mocha planar tracking&masking Imagineer Systems「mocha」のプラナートラッキング&マスキングエンジンが「BCC PixelChooser」に搭載された。BCCのエフェクトに搭載している「PixelChooser」から「mocha」を起動して、フッテージをトラッキングすることができる。「mocha」の強力なトラッキングにより、BCCでのマスクの作成が非常に簡単になった。
・BCC Beauty Studio 人物の肌トーンだけを検出して、スキンレタッチが行える。「BCC PixelChooser」を併用して、「mocha」でマスクを作成することにより、より高度なスキンレタッチも可能。
・BCC Title Studio 高品質な2D/3Dタイトル作成プラグイン。カスタムのベベル、マテリアルやスタイルの適用、カメラやライト、テキストの3D化にも対応。また、「CINEMA 4D」からの3Dモデルや「Adobe Illustrator」のepsファイルにインポートにも対応している。
・Image Restoration Tools Image Restoration Toolsに新たに3つのツールが搭載。「BCC Reframe」は、iPhoneなどで垂直に撮影した素材を放送基準の16:9にするエフェクトだ。前景や背景にブラーを加えたり、ストレッチ、ミラーリングして、素材を調整する。ビデオ素材のフレームドロップアウトを修復する「BCC Dropout Fixer」、ピクセルをクローンしながらオブジェクトをリムーブする「BCC Remover」も搭載された。
・新規搭載 BCC エフェクト BCCエフェクトに2つの新エフェクトが追加。「BCC Light Leaks」は、オーガニックで自然なライトリークを追加する。「BCC Video Glitch」は、ビデオグリッチを追加する。
・新規搭載 BCC トランジション 4種類のトランジションが新たに追加。ライトエクスポージャートランジションの「BCC Light Leaks Dissolve」、デジタルシグナルをミミックする「BCC Cross Glitch」、オーガニックなLooksの「BCC Cross Melt」、ズーム、グロウ、ディゾルブを組み合わせた「BCC Cross Zoom」が搭載された。