株式会社バーチャルキャストは、同社が運営するVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」をVer2.0にメジャーアップデートし、新機能「ルーム」を正式にリリースした。

■「バーチャルキャスト 2.0」について

VTuberの「配信」だけでなく、VTuberの「部屋」にいつでも遊びに行けるように
バーチャルキャストに備わっている配信特化の「スタジオ」機能は、番組配信やカメラワーク機能が充実している反面、配信後はそのスタジオがサーバーから消えるため、ユーザーがVR空間上で配信者と会って遊べるのは放送中に限られていた。バーチャルキャストベータ版で先行実装され、今回正式リリースとなった新機能「ルーム」は、「スタジオ」と異なり、作成されたVR空間がサーバーに永続的に保存されるため、ユーザーはいつでもVTuberなどの配信者やクリエイターの部屋に訪れて自由にコミュニケーションを楽しむことができる。

番組も内装も、みんなで協力して作成できる
ルームは空間構築をメインとしたシステムとなっており、ユーザーは自身で作成したルームの見た目やレイアウトを自由にカスタマイズすることができる。また、ルームのオーナーは部屋の編集権限を他人に付与したり、メンバーの入退出の管理ができるため、気の合った友だちと集まり、みんなで協力して部屋づくりや番組放送をつくり上げることができる。今後のアップデートでフレンド機能などの追加も予定している。

みんなの自作ルームをつなげて、無限のVRワールド構築へ
ルームは他のルームへ移動できる「リンクオブジェクト」を自由に設置できるのも大きな特徴で、ルームの組み合わせとアイデア次第では、VRワールドが無限に広がる。関連のあるルームや他ユーザーが作成したルームをつなげて大規模なイベント会場を設営し、それぞれ思い思いのアイテムを持ち込んでバーチャル即売会を開催する、といった遊び方も可能になる。

気軽に撮影・シェアできる「フォトキャプチャ」機能
ルーム内で使用可能な「フォトキャプチャ」機能では、カメラがバーチャルアイテムとして実体化され、ユーザーは手渡しで撮りあったり、液晶画面をカメラ本体から分離させてセルフィーを撮影したり、タイマーで集合写真を撮ってTwitterに投稿するなど、気軽にその瞬間をシェアすることができる。今後はさらにフィルター加工などの遊び要素も追加する予定だ。