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Vol.70:透桜花

Vol.70:透桜花

今回のテーマは。花見は男の浪漫(?)です。サンカヨウという水に濡れると花びらが透ける花を桜の花にアレンジしてみました。3DCGは現実にはないものを再現できる、とても魅力的な手法ですね。

※本記事は月刊「CGWORLD + digital video」vol. 214(2016年6月号)からの転載記事になります

TEXT_早野海兵(画龍) / Kaihei Hayano(GARYU)
EDIT_海老原朱里 / Akari Ebihara(CGWORLD)、山田桃子 / Momoko Yamada



STEP1:CM業界と私のモットー

今回は季節はずれの桜がモチーフですが、この原稿を執筆していた当時は満開でした。筆者はCMなどの広告業界に携わることが多いのですが、この業界は年末から年度末がドっと忙しくなります。けれど、忙しい中でもしっかりと日々を充実させて過ごしていく。私がモットーにしていることはたくさんありますが、"楽しんで仕事をする"のもそのひとつです。デジタルアーティストはとかく部屋にこもりがちですが、外に出て新しい発見をすることも大事な要素です。

STEP2:モデル画像

▲モデル画像です。花ばかりですね。透明なものはビューポートでは見にくいので、透かしの設定やオブジェクトカラー表示にするなど、工夫すると見やすくなります。

STEP3:モデリング

▲久しぶりにスプラインからサーフェスのモデリング。やはり有機物にはこれが一番です。

▲サーフェスはUVが貼りやすいというメリットもあります。

▲ポリゴン化してシワを付けます。

▲5枚並べて桜の花に。後で透明にする予定なので重ならないように配置します。

▲続いて茎やめしべ、おしべを作成。

▲バランスをとりながら配置します。これで花が完成です。

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STEP4:シーンの作成とアニメーション付け

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